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スマホで自転車をロック!スマート南京錠「noke(ノーク)」速攻レビュー

2016年03月14日 09時00分更新

 Kickstarter発の防水の"スマート南京錠"「noke」を先週、アスキーストアで取り扱い開始しました。うえの店員からサンプルを入手したところ、なかなか良さげなモノじゃありませんか、これは。

左が「noke」の本体。右はオプションの「Cable and Bike Mount」(通称自転車キット)。別売ですからね!

 手元に届いたのは、「noke」の本体(1万2960円)と、オプションの自転車キット「Cable and Bike Mount」(7560円)。
 最近のクラウドファンディング製品は本体デザインもパッケージデザインも優れているものが増えてますが、nokeも同様。このままApple Storeに並んでいても違和感ない凝った作りで開封の儀の気分が盛り上がります。 

 早速開封といきましょう。
 パッケージ左右のシールを剥がして、裏蓋を開いてストッパーを外すと、南京錠がするっと外れます。
日本の輸入代理店が仕入れているものなので、説明書などの期待はしてなかったのですか、簡易マニュアルはちゃんと日本語で用意してます。これはポイント高い。国内販売するので当然ですが、英語マニュアルには日本向けの技適マークも付いてます。 

付属する簡易日本語マニュアル。アプリは英語とはいえ、こういうのがあるのとないのでは大きな違いです。ちなみに保証は購入日より6ヵ月(代理店シンシアの場合)

 

スマートフォン連携南京錠「noke(ノーク)」をアスキーストアで購入

 

 単体でも重量感は結構ズッシリ。鍵が華奢だと頑丈さの点で心配になるので良し悪しではありますけどね。ちなみにデジタル計りにのせると重さはこんな感じ。

noke本体をもってみたところ。小さいといえば小さいですが、厚みは結構あります。

底面から。このカバーをコインなどではずすと、バッテリー切れの緊急時にボタン電池から即給電・解錠できる「ジャンプスタート」が使えます。

本体のみだと308g

自転車キットとセットでは839g。結構重い。

 さてササっと初回設定していきます。今回はiPhoneで設定しましたが、アプリをダウンロードして、アプリの手順に従って、サインアップ→本体認識→パスコード設定という流れです。

nokeのアプリ起動画面。最初はIDがないので左下の"Create Account"をクリック。

最初にロックの名前を決めます。

nokeの電源はどう入れるのかと思ったら、シャックルを上から押す!

ロック解除は2モードあり、シャックルを押すだけで解錠する"1−Step Unlock"と、スマホアプリからの解除操作が必要な"2-Step Unlock"が選べます。

 玄関ドアに付けるスマートロックと違って特殊なのは、スマホなしでも解錠できるQuick-Click Codeという機能。シャックル部分を押し込む長さの長短の組み合わせをモールス信号のように自分で決め、それを解除コードとして使うものです。ユニークですね。

 セットアップは特に詰まることなく2分ほどで完了。
 多少の注意があるとすると、全編表示が英語なので、秘密の質問の回答に多少悩むかもしれません(「3番目の恋人のファーストネームは?」とか、日本ではあまり使わないタイプの秘密の質問が……)。 

 セットアップ完了、アプリの"Unlock"ボタンをタップすると、即座にカチャッという金属的な音がして、解錠されます。
 後からわかったんですが、スマホから鍵を認識さえしていれば、シャックルを軽く一回、上から押すだけで解錠できます。 

 ただ、iOSの場合だとしばらく使っていないアプリは、勝手に停止状態になってる場合がある点は注意ですね。自転車ロックとして使う場合だと、たとえは帰宅時の電車の中でアプリを起動しておくなど、多少工夫すると良さげです。
 そうすれば、自転車に近づいてnokeに触るだけで解錠。駐輪場で鍵を探してカバンをごそごそしたり、スマホを操作する必要はありません。 

 バッテリー駆動のスマートロック、しかもnokeのように手のひらサイズだと、気になるのはバッテリーのもちですよね。
 公式的には1年もつことになってますが、おそらくは待機時間なので、毎日開閉するような実使用でどれくらいもつかは、よくわかりません。
 メーカーもそういう心配は当然想定していて、バッテリー切れ時は外部からボタン電池(CR2032)を当てて瞬時に解錠する機能を用意してます。 

バッテリー交換は裏ブタを回転させて外して行います。バッテリーは一般的なボタン電池(CR2032)。

というわけで、使う準備は完了。

■自転車キットはどんな感じ?

 nokeを自転車用ロックとして使おうと思ってる人には、オプションの出来栄えも気になりますよね。nokeと合体させてみるとこんなイメージです。 

右のnoke以外のものはすべて自転車キットに付属のもの。ケーブルは何かで代用効きそうですが、nokeをくわえておけるクリップに価値がある、というキットですね。

一式を装着してみたところ。800g以上あるので、重量感はありますね。固定がしっかりしてるのはさすが純正です。

ワイヤーをまとめておくフックはこのとおり短いので、ループ部分のすべてをまとめておくことはできない形。とはいえ、固定は問題ないようです。

 洗濯バサミのようなクチバシがnokeを、掴むようになっていて、クチバシの下側にはワイヤーロックを引っ掛けるフックがあります。フックは長さが短めでワイヤー全部を引っ掛けることはできません。が、noke本体はしっかり保持されているので、腕を振り回したレベルではワイヤーか垂れ下がったりはしません。

 キレイに装着したい人は自転車キット込みでよし、いやいや少しでも工夫して安くあげるんじゃいという人はnoke本体だけでも、かなり楽しめるし便利になるんじゃないかと思います。お買い求めは下記リンクから!

 

スマートフォン連携南京錠「noke(ノーク)」をアスキーストアで購入
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