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16倍の長時間録画など機能を刷新! ソニーのBDレコ新モデル登場

2016年03月08日 11時00分更新

ソニーの新「BDZ」シリーズ。上部は光沢、下方はマットな素材を組み合わせた新デザインとなる

ソニーの新「BDZ」シリーズ。上部は光沢、下方はマットな素材を組み合わせた新デザインとなる

 ソニーは3月8日、Blu-ray Discレコーダーのラインナップを刷新し、4機種を新たに発売すると発表した。発売日は4月30日。

 新製品は、3チューナー&2TB HDD内蔵モデル「BDZ-ZT2000」(予想実売価格は9万円前後)、3チューナー&1TB HDD内蔵モデル「BDZ-ZT1000」(同7万5000円前後)、2チューナー&1TB HDD内蔵モデル「BDZ-ZW1000」(同6万5000円前後)、2チューナー&500GB HDD内蔵モデル「BDZ-ZW500」(同5万4000円前後)となる。

本体前面のカバーを開くと、USB端子とB-CASカードスロットがある

本体前面のカバーを開くと、USB端子とB-CASカードスロットがある

本体背面。USB HDDの増設が可能。アナログ入力も備わっている

本体背面。USB HDDの増設が可能。アナログ入力も備わっている

 いずれも4KのBDタイトルには対応していないが、4Kアップコンバート機能を搭載。BD(2K)や録画番組だけでなく、放送中の番組についてもアップコンバートでき、4Kテレビと接続することで高精細な映像を楽しめる。同社の4Kテレビと接続する場合は「4Kブラビアモード」という画質モードが利用できる。

ホーム画面。5つの項目から選択する。なお、記事中のUIはすべて開発中のもので変更される可能性がある

ホーム画面。5つの項目から選択する。なお、記事中のUIはすべて開発中のもので変更される可能性がある

 全体的な特徴として、従来のUI(ユーザーインターフェース)である「クロスメディアバー」ではなく、新しいUIを採用。ホーム画面では「録画する」「視聴する」「削除/編集」「ダビング」「設定/お知らせ」の5つのカテゴリーが表示され、それぞれを選ぶことでより具体的な機能にアクセスできる。

電子番組表。番組情報もきっちり表示される

電子番組表。番組情報もきっちり表示される

 電子番組表も刷新され、より新聞のラテ欄に近い表示とすることで見やすさを向上。1画面で表示するチャンネル数も9局/7局/4局で切り替え可能なほか、文字サイズの変更も行なえる。

録画リスト。左の「ジャンル分類」を選ぶだけで、該当する番組に絞り込まれる

録画リスト。左の「ジャンル分類」を選ぶだけで、該当する番組に絞り込まれる

十字キーの左を押すと詳細検索が可能

十字キーの左を押すと詳細検索が可能

十字キーの右を押すとオプションの画面が表示される。一番上の「タイトルまとめ表示」を選ぶと、連ドラなどがまとまって表示される

十字キーの右を押すとオプションの画面が表示される。一番上の「タイトルまとめ表示」を選ぶと、連ドラなどがまとまって表示される

 録画リストでは、簡単にジャンル分類表示が可能になり、探す番組の絞り込みが可能。さらに、リモコンの十字キーの左を押すことで条件検索画面が表示され、より細かい検索が簡単にできるようになった。

 内蔵HDDと外付けHDDで管理できる録画タイトル数も、現状はそれぞれ999タイトルまでだが、新機種はそれぞれ1万タイトルに増加。

録画時に「EERモード」が選択可能。録画された映像は、パッと見た感じ他社の15倍相当の画質だった

録画時に「EERモード」が選択可能。録画された映像は、パッと見た感じ他社の15倍相当の画質だった

予約ランキングからの予約も可能。毎回録画の設定もできる

 録画は、約16倍(AVC 1.5Mbps)の圧縮が可能な「EERモード」を新たに搭載。ちなみに他社のBDレコは15倍(AVC 1.6Mbps)の圧縮が最大となっている。

新しいリモコンはLEDを3方向に搭載しており、本体受光部も感度が向上。広範囲からの操作に対応する

新しいリモコンはLEDを3方向に搭載しており、本体受光部も感度が向上。広範囲からの操作に対応する

 そのほか、ネットワーク再生では2台の端末に対しての同時配信が可能。LAN内の2台の機器に同時配信できるほか、スマホなどの宅外(LAN外)にある機器と、LAN内の機器という組み合わせでも同時配信が可能となる(宅外の機器×2台の配信はできない)。

従来モデルから非搭載となる機能も

 このように、大幅に機能強化が図られた一方、搭載されなくなる機能も多い。視聴系では「もくじでジャンプ」機能が省略され、動画サービスの「アクトビラ」や「TSUTAYA TV」との連携もできなくなる。

 編集系ではDVDからHDDへのダビングができなくなり、HDDからDVDへのダビングもDVD Video形式ではできなくなる(DVD VRは可)。分割・結合についても、チャプター単位なら可能だが、タイトル単位ではできなくなる。

 外部機器連携では、USB経由のおでかけ転送ができなくなり(ワイヤレスは可)、カメラからの静止画取り込みもできなくなる(動画は可)。

 CATVのLAN録画および「スカパー! プレミアムサービス Link」、録画番組の引っ越しについては、発売当初はできないが、後日ファームウェアアップデートで対応するという。

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