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「iPad Pro」はタブレット単体での完成度が高い

2016年03月09日 10時00分更新

デジカメ撮影の画像確認用としても便利
メインPCのコンパニオンとして使いたい

 写真を趣味にしている人であれば、iPad Proにデジタルカメラから写真を取り込んでプリチェックをしたり、写真加工アプリで補正したりといったことが可能だ。もちろん、SNSへサクッとアップロードできるため、お出かけ先で使いたいといった場合に重宝するし、iCloudにバックアップもできるため、手間を省くこともできる。JPEGばかりで撮影するというのであれば、ちょうどいいツールになってくれるだろう。

iPad Proのカメラの性能は意外といいので単体撮影もアリだが、画像のようにとても目立つ

 必要なアクセサリは「Lightning-SDカードカメラリーダー(3780円)」か「Lightning-USBカメラアダプタ(3780円)」。オススメはLightning-SDカードカメラリーダーだ。Lightning-USBカメラアダプタでもいいが、こちらはカメラ側のUSB規格にもよるが転送速度が遅い。

Lightning-USBカメラアダプタを使用して、ソニー「α7」とiPad Proを接続したところ

 RAWファイルの撮影画像にも対応する。取り込んだRAWファイルを処理できるアプリは純正の「写真」や「Lightroom for iPad」などがある。多くのRAW形式に対応しているが、いちど「写真」の編集機能で補正処理をしないと「写真」以外のアプリから認識されないこともある。SNSへのアップロード時も同様だ。なお、一時フォトストレージ的な運用については、ファイルがどこにあるかわかりにくいため、「Surface Pro 4」のほうが小回りが利く。

 iPad ProにデジカメのRAWファイルを取り込む速度も検証してみた。

 iPad Proをメインの作業環境にしたいと考えた場合、チェックしてきたようにテキスト入力のみや、エクセルのみといった単一作業であれば快適だが、Windowsのようにマルチタスクをするとなると厳しい。そのため、タブレットとして会議用でのメモ用や、出先でのセカンドモニター、もしくは関連資料を表示しておくといったサブとしての運用が最適だといえる。また、単体でのエンタメ性能は高いので、仕事以外のときは遊ぶ道具としても使える部分を活かすと、公私ともに活躍してくれるだろう。

 3回に渡って高解像度の大画面タブレット「iPad Pro」と「Surface Pro 4」をメイン機材として活用できるかという点を探ってきた。Surface Pro 4はオプションのキーボードとセットならノートPC代替となりうるが、単体のタブレットとしての完成度の低さが気になる。逆にiPad Proは単体のタブレットとしての完成度は高いが、マルチタスク作業が限定されるという弱点をもつ。

 タブレットはメインPCがWindowsであれMacであれ、ユニバーサルアプリ化がさらに進行しないと現状では一長一短があるデバイスという印象は拭えないが、あえてチョイスするならノートPC代替という観点なら「Surface Pro 4」。純粋にタブレットとして使うかメインPCのサブとして活用するなら「iPad Pro」を選ぶべき、というのが筆者の結論だ。


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