飲食店向け予約、顧客管理台帳サービス『TORETA(トレタ)』を提供するトレタは、POSシステムとデータ連携が可能になる新サービス“トレタPOSコネクト”を2016年3月1日にリリースした。
POSシステムを開発、販売する事業者向けにAPIを提供。POSシステム側がAPIを導入すると、トレタを利用する店舗で予約情報や顧客情報、座席情報などを相互にデータ連携できるようになる。予約時に以前の注文内容を確認して、新メニューを提案するなどの接客が可能になる。
3月1日に行なわれた発表会では、データ連携を実施するPOSシステムを提供企業、インテリジェンス ビジネスソリューションズの『POS+(ポスタス)』、セカンドファクトリーの『QOOpa』、NECの『モバイルPOS』、プラグラムの『スマレジ』、ユビレジの『ユビレジ』の5社が登壇。POSレジシステムを提供する、ライバル5社がそろうというめずらしいカタチとなった。そのほかセイコーソリューションズの『oishino』が提供を検討している。
発表会でトレタの中村仁代表取締役は、「POSレジと予約台帳トレタの連携で、集客、予約、POSレジ、決済と4つすべてのレイヤーをつなげることになる。お客様の情報とレジのデータが自動的に紐づけられて、飲食店ができなかったサービスを、オペレーションを変えることなく、現場の作業を増やさずに実現できる」と語った。
今後は各社が、トレタとPOSシステムとのAPI連携の仕様を調整していき、早いところでは5月のGW過ぎからの実装になっていくとしている。
■関連サイト
トレタ
お詫びと訂正:掲載当初、プラグラム社のサービス名に誤りがありました。該当部分を訂正すると共にお詫び申し上げます。(2016年3月2日)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります