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アナログTV放送の空き周波数帯を用いたラジオでもテレビでもない新マルチメディア放送

無料、デジタル地上波最高音質の新放送「i-dio」を3月1日プレスタート

2016年02月29日 15時43分更新

i-dioチューナー(左)とスマホでの受信イメージ(右)

 エフエム東京は2月29日、3月1日から放送がプレスタートするV-Lowマルチメディア放送「i-dio」の詳細を発表した。

 「i-dio」は、エフエム東京が中心となり、BIC/VIP/東京マルチメディア放送によって放送される新たなマルチメディア放送。アナログテレビ廃止でできた周波数帯の空きエリアを用いるV-Lowマルチメディア放送で、全国7ブロックをカバーする予定。

データ配信とスマホで利用を組み合わせてさまざまな視聴形態の可能性を持つ

 音楽だけでなくデータ配信も可能で、各種の動画配信や電子チラシ、電子クーポンなどと組み合わせたサービスを予定しているほか、アナログテレビ同様の広域放送を活かして災害時でも各種データを提供できるのが特徴。受信にあたっては対応するスマホ「i-dio Phone」(SIMフリー端末)のほか、Wi-Fi接続チューナー、車載用チューナー(発売予定)などを用いる。受信機があれば契約は原則必要なく、無料で視聴できる。

当初の放送エリア 

 エフエム東京が提供するチャンネル「TS ONE」では、とくに地上波デジタルとしては最高音質となる音質を大きくアピールしており、48kHz/320kbps(MPEG-AAC)で提供。さらに2017年には96kHz音源にも対応予定という。また、動画配信も予定している。

当初放送される各地域のチェンネル 

 今回プレスタートとして先行放送開始されるのは関東・甲信越地区、近畿地区、九州沖縄地区で、それぞれ6~7チャンネルで放送される。2016年7月1日のグランドスタートを予定しているほか、2016年前半には東北・北陸地域での放送開始も予定している。

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訂正とお詫び:初出時、一部表記に誤りがございましたので、訂正いたしました。(2016年02月29日)

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