ニコンイメージングジャパンは2月23日、レンズ一体型カメラ「COOLPIX B700」と「COOLPIX B500」を発表した。4月に発売予定で、価格はオープン。
これらの機種は、BLE(Bluetooth low energy)テクノロジーにより、スマートデバイスの常時接続を実現する「SnapBridge」に対応し、撮影した写真をスマートデバイスに自動送信できる。SnapBridgeからのアップロードであれば、サムネイル画像(1920×1080ピクセル相当)をニコンの写真共有サービス「NIKON IMAGE SPACE」へ無制限にアップロードすることが可能だ。写真を撮影したその場で、SNSを通じての共有もできる。
スマートデバイスの日時・位置情報をカメラに自動同期させたり、クレジット情報を付加することも可能。被写体をスマートデバイスの画面でリアルタイムに確認し、リモート撮影することもできる。
また、一定間隔で自動撮影された写真から明るい部分のみを合成し、1枚の写真として記録する「比較明合成」機能を搭載し、星の動きや車のライトの流れなどの光の軌跡を撮影できるという。そのほか、全36種類からエフェクトを選んで撮影できる「クリエイティブモード」も使用可能だ(B700は全20種類)。
COOLPIX B700は、光学60倍のNIKKORレンズを搭載し、広角24mm相当から望遠1440mm相当(35mm判換算の撮影画角)をカバーする。色収差の補正に優れるというスーパーEDレンズを採用し、望遠撮影時でも鮮明な描写を実現するとしている。また、電子ズーム領域でも解像度を保ったまま120倍までのズームが可能なダイナミックファインズームを搭載するほか、レンズ前約1cmのマクロ撮影も可能だ。
また、撮影タイムラグが約0.10秒と高速レスポンスなのも特徴だ。有効画素数は2029万画素。暗い場所でもきれいに撮影できる裏面照射型CMOSセンサーと、補正効果5.0段のデュアル検知光学VRにより、手ぶれを効果的に抑えることが可能だとしている。RAW(NRW)に対応し、RAW画像の現像・調整ソフトウェア「Capture NX-D」での画像調整もできる。
そのほか、4K(3840×2160ドット)での動画撮影も可能で、動画から静止画として切り出すこともできる。ディスプレーは、反射防止コート付きで約92万ドットの3型で、6段階の輝度調節機能を搭載している。サイズはおよそ幅125.0×奥行106.5×高さ85.0mmで、重さは約570g。カラバリは、ブラック/レッドの2色を用意する。
COOLPIX B500は、光学40倍のNIKKORレンズを搭載し、広角22.5mm相当から望遠900mm相当までをカバーする。ダイナミックファインズームにより、電子ズーム領域でも解像度を保ったまま80倍で撮影することも可能だ。補正効果3.0段のレンズシフト式手ブレ補正(VR)機能により、望遠撮影時でも手ぶれを抑えることができるという。有効画素数は1602万画素。
また、単3アルカリ電池や単3リチウム電池に対応し、万が一外出先で電池切れになってもすぐ補充できるのも特徴だ。約92万ドットの3型チルトディスプレーを備える。反射防止コートと輝度調節機能により、日差しの強い屋外でも高い視認性が得られるという。
サイズはおよそ幅113.5×奥行94.9×高さ78.3mmで、重さは約542g。カラバリは、ブラック/プラムの2色を用意している。
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