「EOS 80D」
2月18日にキヤノンから発表された「EOS 80D」は、同社のデジタル一眼レフの中ではミドルレンジにあたる製品。
その実機をお借りできたので、フォトレポートをお届けする。
70Dから外観は大きな変化はない
でも、ちょこちょこと変わっているところも
フォトレポートと言っておきながら、実は従来機「EOS 70D」と外観上は大きな変更はない。特徴的なバリアングルモニターも引き続き採用する。
本体前面。EOS 70Dでは上部にあった内蔵マイクが前方に移った
本体背面。すべてのボタンが丸型に統一されている
本体上面。モードダイヤルにC1、C2、エフェクトが加わり、項目が増えている
本体側面。ヘッドフォン端子が追加され、リモコン端子は独立して下方に移動した
従来通りバリアングルモニターを採用
しかし、画像処理エンジンが「DIGIC 6」となり、撮像素子からシャッターユニット、測光センサーなどかなりのパーツが刷新され、機能面では大幅にグレードアップしている。
機能面は大きく進化!
画像処理エンジンに「DIGIC 6」を採用
感度設定がISO 16000まで可能になった
新開発のAFセンサー。AF測距点が19点から45点に。全部オールクロスだ
光学ファインダーの表示。視野率は約100%になった。左下に水準器表示も可能だ
最高7コマ/秒の連写が可能なシャッターユニット
7560万画素RGB+IR測光センサーの採用により、フリッカーの周期を検知。機能としてフリッカーレス撮影が可能になった
HDR撮影も可能。仕上げとして「ナチュラル」のほか、「絵画調」「油彩調」「ビンテージ調」などを選択できる
新開発のミラー制御システムを採用。サブミラーのブレーキ制御を改善し、ミラーバウンドが低減している
動画撮影でHDR撮影が可能となっている