虫が入った酒に、酔う
虫の酒は、その名の通り虫を漬け込んだお酒だ。虫に生えるキノコ、冬虫夏草のお酒もある。
価格は黒アリ酒が1000円、冬虫夏草酒が750円、サソリ酒が490円など。ビンの中に虫が大量に入っているので見た目はインパクト大だが、お酒に漬け込んでいるとなると直接食べなくていいので、忌避感もだいぶ薄れるというもの。単に筆者がマヒしているだけかもしれないが。
ハチ酒は、ハチミツも入っているということで甘い口当たり。飲みやすい。サソリ酒はウォッカに漬け込んでいるので、味はかなり強烈だ。冬虫夏草酒は、見た目のごとく漢方薬のような香りで独特。黒アリ酒は……アリが口の中に入ってきて気になる。
本記事で紹介した昆虫食メニューだが、米とサーカスでは当初3月6日までの提供を予定していたものの、好評につき3月いっぱいまで延長するとのこと。また、今後も昆虫を使った新メニューを提供していくそうだ。楽しみにしよう。
なんやかんやで虫にすっかり慣れきってしまった筆者だが、さすがにすべてのメニューを食べきるには量が多かった。困っていると、「編集部の皆さんにもぜひ」というご好意で、特別にテイクアウトさせてもらった。ありがとう宮下さん。
編集部に持って帰り、みんなを呼び集める。「みんなー。おみやげだよー。虫だよー」。
光に集まる虫のように、わらわらと編集部員が集まってくる。さっそく写真撮影タイムになるものの、誰も手をつけようとはしない。えー、おいしいのに、とすっかり昆虫食の魅力に取りつかれた筆者が主張するが、誰も聞いてはくれなかった。やはり、慣れないと厳しいものがあるのだろう。
唯一うれしそうに食べていたのは、このところ連日キツい作業が続き、目が完全に死んでいる進行管理のニシマキのみだった。彼にとっては食べられればなんでもよかったのかもしれない。
……これからも、アスキー・ジャンク部をよろしくお願いします。
コジマ
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。生来の不器用さと心配性を周りからツッコまれつつ、原稿や取材などと格闘している。
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