沼津にApple Pay&Android Payを試しに向かった「沼津NFC検証隊」。ついでに「スマホのおサイフケータイ機能を利用した非接触決済だけで旅をする」という目標を立ててしまったから、さあ大変。意地で御殿場プレミアム・アウトレットに到着し一行だったが……? 本記事はぜひ前編をチェックしてからお読みください。
途中食事に苦労するも、無事沼津駅に到着
御殿場プレミアム・アウトレット到着後にまずチェックしたのが、御殿場駅行き無料送迎バスの運航時間だが、1時間に4便、15分ごとに出発していることがわかった。これなら時間は気にする必要がない。そこで、午後1時を過ぎたこともあって軽くお腹もすいてきていたので、御殿場プレミアム・アウトレットで昼食を取ろうということになり、フードコートに移動。
いろいろなおいしそうなお店が並んでいて目移りしそうなのだが、残念なことにこのフードコートは電子マネー非対応。そのほかにも、寿司屋やパン屋などがあったが、そのどれも電子マネー非対応。クレジットカードにはほぼもれなく対応していたので、どうせなら電子マネーにも対応してよ、と思ったが、こればかりはどうしようもない。そんな中、唯一電子マネーに対応していた店がマクドナルド。御殿場プレミアム・アウトレットまで来てマクドナルドは悲しいが、背に腹はかえられず、マクドナルドで軽い昼食を取った。
昼食後、無料送迎バスで御殿場駅に移動。これで、無事にSuica/PASMOエリアからTOICAエリアへの移動が完了。あとは沼津行きの電車に乗るだけだが、多少待ち時間があったので、御殿場駅周辺でも電子マネーの対応状況をチェック。
まず、駅ビル内のコンビニはTOICA対応で、もちろん相互利用可能な交通系ICカードでの購入が可能。チェーンの居酒屋やサンドイッチ店なども対応しているようだった。ただ、そのほかには電子マネー対応店を見つけられなかった。駅周辺は閑散としていて、シャッターを下ろしていた店も多かったこともあるが、やはり地方都市での電子マネー普及状況はあまり芳しくなさそうだ。
そうこうしているうちに、沼津行き電車の出発時間が近づいてきた。御殿場駅の改札は自動改札機となっており、交通系ICカードのタッチにも対応。もちろん、モバイルSuicaも問題なく認識し、改札を無事通過。そして、午後3時9分発の沼津駅行き電車に乗り込み、午後3時48分に沼津駅に到着したのだった。
今回の旅では、東京駅を午前8時53分に出発し、沼津駅に到着したのは午後3時48分。途中でゆっくりした部分もあったが、結局沼津まで移動するのに6時間55分もかかってしまった。また、トータルの運賃は4380円(内訳は、東京-小田原が1490円、グリーン料金が780円、小田原-箱根湯本が310円、箱根湯本-強羅が400円、強羅-御殿場プレミアム・アウトレットが990円、御殿場-沼津が410円)だった。
それに対し、東京駅から新幹線を使って沼津まで行くとしたら、時間は1時間3分、運賃は新幹線自由席特急料金を合わせてちょうど4000円(午前9時3分発「ひかり465号」を利用し、三島で東海道本線に乗り換えた場合)。また、東海道本線の普通列車を乗り継いでいくとしても、時間は2時間33分ほどで、運賃は2270円。この違いをどう考えるかは人それそれだと思うが、今回は明確な目的があったので、これだけ時間や運賃がかかったとしても、十分に満足できた。
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