UQコミュニケーションズは、WiMAX 2+対応のファーウェイ製ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W02」(以下、W02)を発表した。発売日は2月19日。W02は、1年前にリリースされた「W01」と同様、WiMAX 2+でキャリアアグリゲーション(CA)による下り最大220Mbpsの通信速度に対応するほか、au 4G LTEでほぼ全国で利用可能なのが特長となる。
WiMAX 2+の下り最大220Mbps対応端末には、CAによるものと、4×4MIMO技術を採用したものの2種類があるが、W02は前者。WiMAX 2+のCA(WiMAXからの一部周波数切替)は、昨秋に全国展開が実現し、対応端末(iPhone 6sなどのスマホを含む)では、実際に高速で利用できることが確認できる。
W02は、このCAへの対応、オプション(月1005円、税抜)でau 4G LTEが利用可能といったW01の特長は継続しつつ、省電力性能のアップなどが行なわれている。
具体的には、従来から用意されていた「ハイパフォーマンスモード」(CAをオンにする)、「バッテリーセーブモード」(CAをオフにする)という2つの動作モードに加え、CAのオン/オフをバッテリー残量に合わせて自動的に切り替える「ノーマルモード」を用意。ユーザーが動作状態を意識することなく、自動的に省電力設定が利用できる。また、CAオフ時の連続通信時間でも、W01の約480分に対し、W02では約510分とより長く利用可能になっている。
さらに3日3GBの通信速度制限(制限時はYouTubeのHD画質の動画が視聴できる程度の速度になる)を意識して、W02のディスプレーに3日間のデータ通信量を表示する機能が追加されている。外観にも変更があり、従来のプラスチックな質感からマットな手触りに変更。また筐体色も印象的な2色デザインになっている。
公式オンラインショップでの端末価格は、2年契約前提のプラン契約時に税抜2800円、クレードルセットは税抜4800円。
W02 | WX02(参考) | W01(参考) | |
---|---|---|---|
メーカー | ファーウェイ | NECプラットフォームズ | ファーウェイ |
WiMAX 2+ | 下り220Mbps (CA対応) |
下り220Mbps (4×4MIMO対応) |
下り220Mbps (CA対応) |
WiMAX | × | ○ | × |
au 4G LTE | ○ | × | ○ |
Wi-Fi(LAN側) | 802.11ac | 802.11ac | 802.11ac |
サイズ | 約121×59×11.1mm | 約110×66×9.3mm | 約120×59×10mm |
バッテリー容量 | 2300mAh | 2500mAh | 2300mAh |
連続通信時間 (Wi-Fi) |
約390分(ハイパフォーマンスモード)、約420分(ノーマルモード)、約510分(バッテリーセーブモード) | 約440分(ハイパフォーマンスモード)、約490分(バランスモード)、約600分(エコモード) | 約480分(CA非適用時) |
カラバリ | グリーン、ホワイト | パールホワイト、マットブラック | マリン、ホワイト、ベリー |
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります