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『PSYCHO-PASS』からベンチャーサービスが続々誕生してる

2016年02月06日 07時00分更新

編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい! 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる~くお届けします。

北島:座談会、始めます。今週もよろしくです。

鈴木:こんにちは。

盛田:「ドミネーター」の興奮さめやらぬ盛田です、こんにちは。犯罪係数オーバー300、執行対象です。リーサル・エリミネーター。キュピーン!ギュイーン、ガシュン!

北島:正月に見たアニメの影響ですね。てか、いい顔してやがる。完全に入りきっているじゃないですか。

鈴木:花澤さんは来なかった……。日高さんは?

盛田:声だけの出演となりました。ていうか声が出るんだよ声が!声が!声がああああ!!!!うわああああ日高さん!日高さん!!!ひd(編註:うるさいので切りました)

鈴木:岩佐さん、AKIBAベンチャーピッチにも持ってきてくれてたよね。

北島:変型機構はこれまでも出てただけど、さらに音声がのったらそりゃあもう、って具合ですか?

盛田:あらためて説明するとですね、家電メーカーCerevoがアニメ『PSYCHO-PASS』に登場した特殊な拳銃「ドミネーター」をガジェットとして開発したんですよ。劇中では相手の顔に銃を向けるとストレス状態から「犯罪係数」を測定、必要に応じて変形して撃てるようになるという設定なんですが、いままではその変形機構を備えた試作機だけ発表してたわけです。

鈴木:今回の発表で、製品化となったわけ?

盛田:そう!前のやつは3Dプリンターでつくった変形機構のモックみたいなもんだったという話。今回は「『執行モードです』とかの声が出る」「相手の顔を認証して犯罪係数を通知する」「グリップにタッチセンサーがついている」完璧なモデルです。お値段7万9800円(税別)。

鈴木:犯罪係数をどう算出しているか、気になるなー。

盛田:それは内緒の特製アルゴリズムらしいですよ。ランダムなわけじゃなくて、認識結果を出してるらしい。ただ記者たちが誰も犯罪係数100以上じゃなくて、エリミネーターどころかパラライザーも起動しなかったから「おい、撮影できねーじゃねーか!」ってエリアストレス上昇してた。

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北島:……熱いですね。

盛田:Fitbitとかヘルスケア系ウェアラブルデバイスと連携してくれたら最高なんだけどな、本気で心拍数からストレス状態から相手を判別して、犯罪係数を……へっへっへっへっへ。

北島:そういう遊び方、いいかも。顔認証と『PSYCHO-PASS』だと最近インタビューしたABEJAが新宿駅でシビュラシステムが犯罪係数測る広告やってたけど、横展開すごいですねこのアニメ。

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鈴木:やばい。『PSYCHO-PASS』からベンチャーサービスが続々誕生する。

盛田:最終的にはシビュラシステム開発して、つねに内戦下にある某アジア新興国に輸出ですよ……へっへっへっへっへ。

鈴木:未来は『PSYCHO-PASS』に行くのか、果たして……。

ユビキタスブイによるIoOに注目

北島:東北に行ったお話、鈴木さん聞かせてくださいよ。おもしろスタートアップがあったとか。

鈴木:1月30日、スタートアップジャパンツアー2015in宮城に行ってまいりました。ピッチに出場したベンチャーで気になったのは、ANDEXという海の状態をクラウド化してしまおうという企業ですね。

盛田:海!なにそれ!広い!(小学生並みの感想)

北島:なんでもクラウド化って言いたくなるよね。でもイメージわかないね。

鈴木:各種センサーを搭載したブイを洋上に浮かべて、海の状態を漁師に向けて送信するというもの。

盛田:へええ~。IoO(Internet of Ocean)と呼びたいですね。

北島:IoOの語呂すごい。

盛田:IoS(Internet of Sea)だとアップルに訴えられる恐れがありますからね。iOSに似てるって。

鈴木:D・V・D的なノリのやつだ。水温や塩分濃度、流速などをスマホアプリにリアルタイムで送信すると。

北島:海洋関連の情報は公式に発信されているものもあるけど、まだまだ情報足りてないとも聞くけど、そういった需要があるのかな? 以前参加した魚ッカソンでそういった発表あった。「漁獲に関するデータをビジュアライゼーション」するとか。

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鈴木:そこは使いやすいアプリまでをオールインワンで提供するところがベンチャー的なところかと。

北島:水産関係者必須のサービスになったら面白いけど、メンテとか手間かかりそう。お金がかかってる雰囲気ありますが。

盛田:サビそうな気もするし、そのあたりどうなってるのでしょうね。

鈴木:バッテリーを含めて、メンテは必要とのことなので。このあたりは技術的な改良を進めていっているとのことです。

北島:実用化を待て! といったところですね。

鈴木:あとは一発ネタですが、気になったのはクソコラGIFを手軽につくれるアプリ『FlipAnime:ふりあに』ですかね。

北島:えーと、これかな。なんだかおもちゃとして使ってくれ! って具合のサービスだけど。

FllipAnime~ふりあに~

鈴木:はい。まさにおもちゃ。GIF作成とプラットフォームがいっしょになったもので。

北島:拝見する限り新着素材もカオスな感じなんですが……。

鈴木:そして、ひどいのが他人の作品をパクリオーケーというところ。まぁ実際には他人の投稿をテンプレートとしてダウンロードする機能なんですが。

盛田:たしかに最近TwitterがGIF機能強化してたりする。

鈴木:Facebookもそうだし、時代はきたみたいなことを言ってました(笑)

盛田:2016年は一億総クソコラ元年ですね。

西日本のスーパーが過激な件

鈴木:北島さんは西日本をまわってきたとか、なんとか。何をしてきたんですか?

北島:地方スーパーのぶっ飛んだ人の話が多かったですね。チラシを完全にゼロにしたいと明言しちゃうようなお話とか。あとは宮崎牛の牛めし弁当食べたかったな……。

鈴木:地方スーパーのIT化?

北島:スマホアプリを使った施策を進めているだけじゃなくて、楽天のスーパーポイントを導入しているスーパーがあるんだけど、その導入理由がすごくて、ポイントカード業界事情も見つつ、比較検討した話とか。これはきちんと記事で書きたいところ。

盛田:あんま関係ないけど、新聞の折り込みチラシってのもオールドメディアですよねーって最近よく思う。もちろんメジャーな広告ではあるけど、若者にまったくリーチできないもん。

北島:50代以上には届くメディアなんだけど、別に朝刊じゃなくてもいいし、そこまで細かい情報いらないよね、とかこれまでの慣例についてもかなり疑問に思ってる人は多いみたい。

盛田:最近はスマートニュースの広告がそれなのかな、とか思ったりもする。あとクックパッドに出てくる「近所の安いスーパー」みたいなやつ。そういう考えの地方版という感じかしら。

鈴木:地方ならではのやり方だったり、導入するのに独自なポイントとかあるのかなー?

盛田:ありそう。関西だとダジャレ入ってないとダウンロードされないとか。

北島:ローカルな事情は物流だけで、じつは結構地域も関係なくなってきているのが真実なのではないかと。ネットのEC始めたら、肉の部門で1位になったとか。

鈴木:となると、導入コストが見合うものなのかとかも気になる。

北島:現状の投げ込みチラシに使ってる金額を見てしまうと、ほかにかけたくなるのもうなづけるレベル……。そこをうまくするというのがスタートアップ側に求められているわけですな。

盛田:ラクスルさんとかもそのへんがんばってたもんね。

北島:いやほんと、高齢者向け媒体をテクノロジーで代替するスタートアップとかあってもいいくらい。

営業力、広報術、バックオフィス構築の真髄がわかるセミナー、絶賛募集中

北島:あとはご予定のコーナーですね。私はエンジニア向けお仕事紹介PROsheetでおなじみのシェアゼロに遊びにいくくらい。

盛田:ひさびさにWebエンジニア向けQ&Aサービスteratailのレバレジーズさんに会うよー。どこまでユーザー数が伸びて、規模として成長してるのか聞くのが楽しみです。

鈴木:このあとですが、C向けサービスのプレゼンテーションイベント“sprout”の2016年一発目のイベントに行ってきます。どんな新サービスに出会えるか楽しみですー。おもしろいサービスは、取材記事だけでなく、がちっとにも掲載していきますね。

北島:そういえば告知関係で2月22日開催のセミナー、ご来場者募集中なので、興味のある人はぜひ遊びに来ていただければ。

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鈴木:若いスタートアップの代表に向けた、豪華講師陣による営業・広報・バックオフィスの真髄を伝授するセミナーイベントです。もちろん、それ以外のかたも大歓迎ですので、どしどしご参加お待ちしております!

北島:それでは今週はこのへんで。

●今週の一言
盛田:犯罪係数オーバー120。刑事課登録執行官、任意執行対象です。
鈴木:ラブライブ!の東京ドームチケット取れませんでした。落選。
北島:ジェットスターと九州新幹線に乗れました。

左から北島幹雄、盛田諒、ガチ鈴木

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