うんこの情報を売っている
── ビジネスモデルの話です。いわゆる広告モデルではないですよね。
はい。広告はビタ1文にもなりません。広告を入れた途端にレビューが荒れて、「ウザい」と言われるし、みんな広告押さないスキルばっかり高めてます。
── それもすごい話ですが……ではどうやってビジネスを?
いまはデータ販売がメインです。
── うんこの情報を売るんですか?
はい。ヘルスケアデータとして企業に売っています。
── 誰が買うんですか?
やっぱり食品メーカーとかが多いですかね。「食事・睡眠・運動」のデータは市場にあっても、排泄はないんです。
── データってどうやって使われるんでしょう。
たとえばダイエットひとつとっても、便秘の人と便秘じゃない人でアドバイスの質は変わります。ちょっとしか食べないけど太ってる人は便秘かもしれない。そもそも排泄に課題を持っている女子が国内だけで40万人もいるんですよ。便秘を治したいとか、腸内環境をよくしたいと考えていて。
── 腸内環境のデータがたまるほどビジネスにつながるわけですね。
でもユーザー自身が測るのは限界がある。なので今度は腸内環境を正確に測定・利活用するサービスを始めることにした。それが新会社のAubなんです。
(インタビュー後篇につづきます)
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