オリンパスは1月27日、同社の最上位機種となるミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN-F」を発表した。2月26日発売予定で、ボディーのみの予想実売価格は15万円前後。
同社は1963年に「ペン F」という小型(世界初のハーフサイズ)一眼レフカメラを発売しているが、今回の新機種はこの名を受け継いでおり、デザインにもこだわっている。
撮像素子には新開発の2030万画素のLive MOSセンサーを搭載。ローパスフィルターレスとなっている。画像処理エンジンにはE-M10 Mark IIと同じ「TruePic VII」を採用し、感度設定はISO 200~25600まで設定可能。また、「LOW」の設定にすればISO 80相当にも設定可能だ。
本体には5軸の手ブレ補正機構を内蔵しており、シャッタースピード最大5段分の効果が得られる。さらに、レンズの手ブレ補正機能との連携使用が可能で、最大6段分の手ブレ補正効果が利用できる。
機能面では、センサーを動かしながら複数回の撮影をし、画像を合成して高解像な画像を生成する「ハイレゾショット」が、従来の40M相当から50M相当になった。ちなみに、50M(5000万画素)というのは、キヤノンのフルサイズ一眼レフ「EOS 5Ds/5Ds R」に匹敵する解像度となる。
また、新機能として「モノクロプロファイルコントロール」「カラープロファイルコントロール」が追加された。これはモノクロまたはカラー撮影時の効果を詳細に調整できる機能。
モノクロ時はカラーフィルター、ハイライト&シャドー、シェーディング、粒状フィルム効果、調色を組み合わせて調整が可能。カラーは、色の彩度を12種類、それぞれ11段階で調整でき、ハイライト&シャドーの効果を組み合わせられる。モノクロ、カラーとも3種類のプリセットを用意する。
なお、この機能と特殊効果の「アートフィルター」、色相や彩度を調整できる「カラークリエイター」は、本体前面のダイヤルで簡単に切り替えられるようになっている。
レンズキットは、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」レンズが付属する「12mm F2.Oレンズキット」を本体と同時に発売予定だ(予想実売価格21万円前後)。
なお、同社ではM.ZUIKO PREMIUMレンズとのセット購入で5000円をキャッシュバックするキャンペーンを展開する。
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