安さのヒミツ2:設計・製造専門の会社を使う
最近では自社で製造部門を持たない「ファブレス」というスタイルの会社が多い。あのAppleでさえ、iPhoneの製造は他の会社に委託している。このKATANA 01もそうだ。基板を確認すると台湾ダイナミック エレクトロニクス社の中国工場で生産されているようだ。この会社はスマホの基板製造ノウハウが豊富で、世界中のメーカーのメインボードを設計・製造している。こういう会社を使うことで設計期間を大幅に短縮できる上、製造コストも安価にできる。
安さのヒミツ3:汎用部品で構成
汎用部品は、色々なメーカーで多く使われる標準的なもの。多く使われるということはそのぶん安価で品質や性能面でも安定している。その代わり機能面で制限があったり、部品のサイズが大きいなどのことがある。最終製品の企画段階でしっかり検討されていれば問題ない。
KATANA 01ではエントリーレベルのお手本とも言えるシンプルな構成であり、スマホの基本的な構造のお手本とも言える内容だ。
今回FREETELの製品を分解してみて感じたのは、デザインや機能面で斬新さはないが、製品としての完成度や安定度は非常に高い水準にあるということ。これならば普段使いならば安心してすすめられる。
世の中のすべての製品に当てはまるものではないが、安いから適当。安いから性能が低いという「安い=悪い」が必ずしも当てはまらない好例だ。生産管理もしっかりしているのだろう。内部の仕上げもキッチリとされていて好印象だった。
上位モデルのKATANA 02も発売となり、こちらも魅力的な1万9800円(税別)という価格。KATANA 01の仕上がりから推測するに、こちらも安心して選べるモデルだと思う。
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