ソニーは1月20日、ポータブルタイプの超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」を国内で発売すると発表した。2月13日発売予定で、直販価格は9万9900円。 すでに国内外の展示会などで参考展示されていた製品だ。
LSPX-P1は、本体を壁際(投影場所)に置いた状態で22インチサイズで投影可能。別売のフロアスタンドを使えば家具などがない場所でも設置できる。本体を壁から離せば最大80インチサイズで映像を投影可能だ。
幅81×奥行き131×高さ131mmという小型な本体も特徴で、重量は930g。液晶パネルは0.37型のSXRDを採用し、1366×768ドットで表示可能だ。
コンパクトボディーながらバッテリーを内蔵しており、約2時間の単体駆動ができる。また、スピーカーも内蔵しており、これ1台で映像も音声も楽しめる。
無線LANとBluetoothに対応しており、スマートフォンに専用アプリを導入することで、映像の送信やプロジェクターのコントロールが可能。ちなみにリモコンは付属しないため、プロジェクターの操作にはスマホが必須となる。
また、「Bluetooth Low Energy」に対応しており、ペアリングしているスマホが近づくと自動で投影がはじまり、離れるとサスペンド状態に移行するというギミックも搭載する。
なお、本体には映像入力端子はなく、再生機はワイヤレスHDMIで映像を送信する。ただし、本製品にはワイヤレスHDMIユニット(送信機)が付属しており、そちらにHDMI端子を搭載する。
LSPX-P1は「Life Space UX」という、同社の居住空間の向上を目的とするブランドで展開される。このため、室内に溶けこむデザインを採用するが、使い勝手の面でも普通のモバイルプロジェクターとは異なった機能が盛り込まれる。
例えば、写真や動画だけでなくカレンダーや時計といった機能も表示が可能。本機を壁かけ時計やカレンダーの代わりとして使用できる。
訂正とお詫び:初出時、一部情報に誤りがございました。(2016年01月20日)
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