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なおドラクエ11の新情報は公開されず

ドラクエは5/27で30周年 記念日に“あの”シリーズ最新作が発売

2016年01月13日 20時15分更新

 スクウェア・エニックスは本日13日、「ドラゴンクエスト 30周年プロジェクト発表会」を開催した。
 1986年5月27日にエニックス(現スクウェア・エニックス)がファミリーコンピュータ向けに発売した「ドラゴンクエスト」。今年5月27日には30周年を迎えるということで、この一年間は“ドラクエイヤー”になりそうだ。

 本記事では行なわれた発表会の模様をさくっとレポートにしてお届けする。

話題のビルダーズは1月22日に体験版を先行配信

 まずはこれまでのドラクエシリーズとは全く異なったゲーム性をもつ「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」。PlayStation 4/PlayStation 3/PlayStation Vita向けに1月28日(木)発売となる。

 本作は初代「ドラゴンクエスト」の物語の後の世界を舞台にしており、竜王によって荒廃してしまったアレフガルドの地を奪還し、復活させていく新しいテーマの作品だ。
 昨年の東京ゲームショウでも体験プレイが可能だったが、発売直前の1月22日からPlayStation 4/PlayStation Vitaで先行体験版が配信すると発表があった。なお、先行体験版のデータは本編には引き継げない模様。

遊んだぶんだけ楽しみが見つかる不思議なゲーム。

仲間にしたモンスターすべてに乗れるってよ

 ドラクエに登場するおなじみのモンスターを仲間にして育成・配合して戦う「ドラゴンクエストモンスターズ」の最新作「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」はニンテンドー3DS向けに3月24日(木)発売。

 ジョーカーシリーズでは3作目ということもあり、登場するモンスターは500種類と過去最多。さらに、仲間にしたモンスターすべてに“ライド(乗る)”が可能で、モンスターといっしょにフィールドを駆け巡ることができる。
 ドラクエでモンスターに乗ると言えば「キラーパンサー」のイメージが強いが、なんでも「スライムナイト」のように既に乗っているモンスターにもさらに主人公が乗ることができるようだ。

ドラクエ8でキラーパンサーに乗れたのはうれしかったなぁ。

30周年の記念日に歴代の仲間が集結

 さて、今年5月27日はドラクエ30周年を迎える記念日だ。そんな記念日に発売するのは、前作が爆発的人気となった「ドラゴンクエスト ヒーローズII 双子の王と予言の終わり」。

 シリーズ初のアクションRPGとして発売した前作は、日本・アジア圏で100万本以上の大ヒットを記録。昨年12月に行なわれた「PlayStation Awards 2015」でも「Platinum Prize」を始めとする賞を受賞した。前作はPlayStation 4/PlayStation 3のみでの発売だったが、本作はこれらに加え、PlayStation Vitaでも発売する。
 ストーリーは前作からの続きではなく、完全に一新。さらにひとりで遊べるだけでなく、通信プレイ時は最大4人で遊ぶことが可能だ。

右上でひっそりとドラキーを蹴るアリーナちゃん。

ドラクエ11は30周年内に発売したい

 そして、もっとも気になっているであろうナンバリングタイトル最新作「ドラゴンクエストXI 過ぎ去り時を求めて」についてだが、発表会冒頭で「本発表会ではドラクエ11に関する最新情報は無い。」と伝えられた。

 やはり期待されている最新作だけあって、明確な新情報がなかったのはひとりのドラクエファンとしては残念だったが、登壇した堀井雄二氏が「ドラクエ30周年内には発売したい。」とコメント。30周年内というのは、今年5月27日から来年2017年5月26日までを指しているようだ。

 個人的な願望ではあるが、大型連休前に発売してもらえるとガッツリ遊べるので助かる。たとえばゴールデンウィーク直前とかね。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでドラクエのアトラクションが登場?

 ドラクエに関する要注目のゲームはこれくらいにしておいて、ここからは“リアル”で楽しめる30周年を記念したイベントを紹介する。

 まずは5月13~15日に幕張メッセで開催する「リアル脱出ゲーム×ドラゴンクエスト 竜王迷宮からの脱出」。幕張メッセの4~7ホールでドラクエをモチーフとしたリアル脱出ゲームを行なうようだ。中では謎解きなどを行ない、選ばれたプレイヤーだけが竜王のもとにたどり着けるという。
 当日券は4400円だが、来月2月6日(土)より一般発売となる前売り券は3900円。さらに、本日13日から14日23:59まで特別先行チケットを発売中。(外部サイト

 また、この夏にはドラクエと日本テレビが全国で40万人を熱狂させる超巨大プロジェクト「ドラゴンクエスト ライブスペクタルツアー」を開催する。横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナ、大阪城ホール、日本ガイシホール、マリンメッセ福岡で行なうとだけ発表があった。
 詳細は本発表会では明かされなかったが、1月20日(水)19時56分より日本テレビ系で放送する「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」緊急生放送で明かされるとのことだ。

 同じく夏ごろには渋谷ヒカリエホールにて「ドラゴンクエストミュージアム」を開催する。
 1~10までのシリーズそれぞれの特徴をコンセプトにした個性あるアトラクションや展示、仲間モンスターたちが出迎えるモンスターパーク、ほかでは買えないプレミアムグッズなど、ドラクエの魅力がすべて集結するとのこと。

 さらに、大型企画として15周年を迎える「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」とのコラボプロジェクトを企画中のようだ。こちらも詳細は不明だが、おそらく何かしらのアトラクションが登場するのではないかと思われる。

ドラクエ30周年のゴールはドラクエ11

 発表会では、先にも説明したようにドラクエ11の新情報は明かされなかった。
 しかし、ドラクエ30周年に行なうさまざまなイベントのゴール地点にはドラクエ11があるという。現在も鋭意製作中のようで、続報についてはしかるべきタイミングで行なうとのことだ。

 筆者の予想になるが、30周年記念日である5月27日に「ドラゴンクエスト ヒーローズII 双子の王と予言の終わり」の発売と同時に何かしらの発表があるのではないかと思っている。おそらく、しかるべきタイミングはここがベスト。

 冒頭で“ドラクエイヤー”と言ったが、正直なところ“スクエニイヤー”になりそうな一年が始まった。ドラクエだけでなく、スクエニのもうひとつの看板タイトル「ファイナルファンタジー」でも続々と新作が発売すると思われるので、ゲーム業界を引っ張っていくのは間違いないだろう。

 スマホゲーム業界に引っ張られていたゲーム業界が息を吹き返すきっかけになり、今年はPlayStation 4がフル稼働する一年になりそうだ。唯一懸念しているのは、ゲームをする時間がゲームをすることによって足りなくなりそうなこと。これは永遠に解決しないだろうが……。

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