
「FabPod」
ボンサイラボは1月6日(現地時間)、CES 2016で3Dプリンター「FabPod」とソフトウェア「FabPodUI」を発表した。海外市場向けに販売予定で、価格は500ドル以下を想定している。
FabPodは、本体サイズがおよそ幅22×奥行22cmで「音声ナビゲーション」を搭載する3Dプリンター。国内の大手部品メーカーのTHK、ミネベア、三ツ星ベルトから部品調達を、ソフトウェアのFabPodUIはインタラクティブラボラトリーと共同開発し、「日本ならでは」の品質と機能の充実を実現しているという。
FabPodUIは、特殊なカメラで撮影された画像でリアルな世界の光の情報の全方向の状況を捕捉し、包括することができる3Dレンダリング技術「IBL(Image Based Lighting)」を採用し、リアルなレンダリングや仮想体験的な操作を実現するソフトウェアだとしている。
また、ソフト開発にはゲーム開発に利用されている「Unity」を採用し、今後の3Dプリンターの可能性に素早く対応できるほか、フルスペックの開発を早期に展開できるようになったという。将来的にはARやVRにも随時対応し、「Microsoft HoloLens」や「Oculus Rift」などと組み合わせていく予定だ。
なお、FabPodUIは2016年春に日本でも無料で提供する予定で、使用できるプリンターの機種は問わない方針だという。
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