週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

JH Audio「Layra II」「Angie II」「Roxanne II」「ROSIE」

神が作った「これぞハイエンド!」なイヤモニに迫る

2016年01月07日 14時00分更新

新素材を利用して、質感がアップ! Layla IIはいかにも高級なチタン削り出し

── これが新しい製品ですか!

 そう。ROSIEはブランニュー。Layla II、Roxanne II、Angie IIについては、オーディオ的な特徴(Signature)は同じで、素材を変えた第2世代機。いままではカーボンファイバーと金属を組み合わせていたけど。すべてCNCで削り出した金属に変更しました。ROSIEは新しいモデルですが、こちらも削り出しのアルミにカーボンインサートを組み合わせています。色はマットブラックとマッドレッド(カッパー風)ですね。

アルミハウジングを利用した3モデル。赤がAngie II、青がRoxanne II、黒がROSIE。

── サイズはすこし小さくなりましたか?

 形はよりセクシーにしました(笑)。ウェーブガイド(導管)を小さくして、ドライバーとの距離も調整しています。Angieについてはサイズが小さくなりました。LaylaやRoxanneも形状を変えています。

ウェーブガイド。低中高域それぞれが別経路で通って耳に到達する。

── 素材変更の目的は?

 ひとつは金属素材はクールだから。アップグレード感があるし、ユーザーの満足感も高められるはずです。

── サウンドに変化は出ないのですか?

 Layla IIとAngie IIに関しては第1世代と同じ方向のサウンドを狙っていて、音響的な特徴や特性についても同じ。計測器で計った数値も同じ。違いは素材だけになります。ただ知覚的な印象は違っていて、私はより正確なサウンドになったと感じています。カーボンファイバーとケブラーを使ってハンドメイドで生産していたLaylaですが、素材をチタンに変えたことで、品質的にもより安定し結果が得られると思います。

── ではROSIEやRoxanne IIは違ったキャラクターを狙っているのですか?

 まずRoxanne IIでは、高域側のクロスオーバーを変えました。この点でよりLaylaのサウンドに近づいたと言えます。ROSIEは新設計ですが、低域・中域・高域それぞれに2つずつのドライバーを使用した合計6ドライバー構成としました。これはブランド最初期からある「JH13 Pro」と同じ構成で、これを基本としつつも、ドライバーは最新のものに変え、クロスオーバーも変更しています。

コネクター部分。ネジでしっかりと止められる。

 また今回からケーブルをMoon Audioの高級品に刷新しています。ケーブルは細くなって、よりハイクオリティーになりました。ケーブルとイヤピースをつなぐアルミ製のコネクターも新しい部品にしています。ネジの部分にはテフロン加工を施し、端子にはゴールドピンを使用。ネジで位置もより正確に合わせられます。この新ケーブル/新コネクターの採用、最大+15dBまでの低域調整機能(Base Response)、特許技術の“FreqPhase”テクノロジー(低中高音域を別々の導管で伝え、位相のずれを防ぐ技術)などは4機種が共通して持つ特徴ですね。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります