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JH Audio「Layra II」「Angie II」「Roxanne II」「ROSIE」

神が作った「これぞハイエンド!」なイヤモニに迫る

2016年01月07日 14時00分更新

新素材を利用して、質感がアップ! Layla IIはいかにも高級なチタン削り出し

── これが新しい製品ですか!

 そう。ROSIEはブランニュー。Layla II、Roxanne II、Angie IIについては、オーディオ的な特徴(Signature)は同じで、素材を変えた第2世代機。いままではカーボンファイバーと金属を組み合わせていたけど。すべてCNCで削り出した金属に変更しました。ROSIEは新しいモデルですが、こちらも削り出しのアルミにカーボンインサートを組み合わせています。色はマットブラックとマッドレッド(カッパー風)ですね。

アルミハウジングを利用した3モデル。赤がAngie II、青がRoxanne II、黒がROSIE。

── サイズはすこし小さくなりましたか?

 形はよりセクシーにしました(笑)。ウェーブガイド(導管)を小さくして、ドライバーとの距離も調整しています。Angieについてはサイズが小さくなりました。LaylaやRoxanneも形状を変えています。

ウェーブガイド。低中高域それぞれが別経路で通って耳に到達する。

── 素材変更の目的は?

 ひとつは金属素材はクールだから。アップグレード感があるし、ユーザーの満足感も高められるはずです。

── サウンドに変化は出ないのですか?

 Layla IIとAngie IIに関しては第1世代と同じ方向のサウンドを狙っていて、音響的な特徴や特性についても同じ。計測器で計った数値も同じ。違いは素材だけになります。ただ知覚的な印象は違っていて、私はより正確なサウンドになったと感じています。カーボンファイバーとケブラーを使ってハンドメイドで生産していたLaylaですが、素材をチタンに変えたことで、品質的にもより安定し結果が得られると思います。

── ではROSIEやRoxanne IIは違ったキャラクターを狙っているのですか?

 まずRoxanne IIでは、高域側のクロスオーバーを変えました。この点でよりLaylaのサウンドに近づいたと言えます。ROSIEは新設計ですが、低域・中域・高域それぞれに2つずつのドライバーを使用した合計6ドライバー構成としました。これはブランド最初期からある「JH13 Pro」と同じ構成で、これを基本としつつも、ドライバーは最新のものに変え、クロスオーバーも変更しています。

コネクター部分。ネジでしっかりと止められる。

 また今回からケーブルをMoon Audioの高級品に刷新しています。ケーブルは細くなって、よりハイクオリティーになりました。ケーブルとイヤピースをつなぐアルミ製のコネクターも新しい部品にしています。ネジの部分にはテフロン加工を施し、端子にはゴールドピンを使用。ネジで位置もより正確に合わせられます。この新ケーブル/新コネクターの採用、最大+15dBまでの低域調整機能(Base Response)、特許技術の“FreqPhase”テクノロジー(低中高音域を別々の導管で伝え、位相のずれを防ぐ技術)などは4機種が共通して持つ特徴ですね。

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