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JH Audio「Layra II」「Angie II」「Roxanne II」「ROSIE」

神が作った「これぞハイエンド!」なイヤモニに迫る

2016年01月07日 14時00分更新

 12月19日、秋葉原で開催された“ポタフェス 2015”で世界に先駆けて発表されたJH Audioの新製品。エントリーモデル(と言いつつもBAドライバーを6基内蔵する十分リッチな構成だが)の「ROSIE」に加え、既存モデル「Layla」「Angie」「Roxanne」についても、第2世代機が登場する。

ハイエンドモデルのLayla II。フルチタンでキラキラと輝くボディーとなった。

 発表会には、JH Audio創始者のジェリー・ハービー氏自らが登壇し、新製品を紹介した。新製品は、Astell&KernとコラボしたユニバーサルIEMの第3弾となり、国内では海外と同時期となる1月にAstell&Kern製品の代理店であるアユートから販売される見込み。価格などは未定だ。

 世界の著名アーティスト向けにカスタムIEMを提供しており、この世界では神とも言われるハービー氏。LaylaやRoxanneはインイヤータイプでありながら、合計12基ものBAユニットを内蔵した驚くべき製品でもあり、イヤフォン界の頂点のひとつと言えるだろう。

 編集部はポタフェス 2015”のために来日した、JH Audioのジェリー・ハービー氏にお話を聞くことができた。

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 ハイエンドの「Layla II」を筆頭に「Roxanne II」「Angie II」そして「ROSIE」と4製品がそろったJH AudioのユニバーサルIEM。共通する特徴は金属ブロック削り出しの“フルメタルジャケット”としたこと。Layla IIはチタンブロック、それ以外の3機種はアルミブロックを、CNC削り出しで加工している。

Layla IIを手にするジェリー・ハービー氏。

 カーボンファイバー製のボディーにチタン製のベゼルを組み合わせていた従来モデルと比べて本体サイズや形状に変化が生じよりコンパクトになった印象だ。

 ドライバー数はLayla IIとRoxanne IIが12ドライバー。Angie IIが8ドライバーで従来機を踏襲。スタジオモニター的なニュートラルな方向性を目指したLaylaに対して、Roxanneはロックサウンドを意識した“濃厚な低域”が特徴だったが、Roxannne IIでは高域を少しLaylaに寄った味付けに変更している。ただし「ロックンロールサウンドである点には変わりがない」(ジェリー・ハービー氏)とのことだ。

ROSIE。ブラックのアルミ筐体にカッパー風のパーツを組みあわせている。

 なお新機種のROSIEについては「JH Audio JH13 Pro」の構成をベースにしているが、チューニングについては低域を+5dBほど持ち上げられるようになっており、Roxanne的な低音の厚みとLayla的な高域の抜けを持つ両者の中間的なキャラクターになっているという。

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