痛SIMアダプターはちゃんと通信できるのか!?
それではテストで普通の通信できるSIMを入れてみましょう。スマホの電源をオン、待ち受け画面が出てしばらくするとちゃんと電波をつかみました。なお、ここで「SIMカードがありません」と画面に出たら、それはナノSIMの端子の位置がうまく合っていないので、もう一度フレキの差し直しからやり直しが必要です。
今回使ったテスト用のSIMは格安で売っていた香港の2Gのものなので、データ通信はEDGE止まりで表示は「E」になります。ですが、こうしてちゃんと通信できていますね。なお、痛SIMを入れるアダプターを使っているからEの表示なのではありません(「それはIだろ」という突っ込みは無しで)。
こうして通話もできています。このようにこのフレキアダプタを使えば、買ってきたSIMをそのまんま使うことができちゃうわけです。でもこれ、このまま使うのってありなの?
スマホから伸びたフレキ。このまま外に出ようとすると、このようにぶらーんと垂れ下がってしまい、はっきりいって邪魔。というか使いにくい。しかもフレキが切れそう。いやそれ以前に回りから不審者扱いされること間違いなし。
ならば、フレキを曲げてSIMをスマホの裏側に持っていけば、なんとかこのまま持ち歩いて使うことができます。でも、フレキを何度も曲げると耐久性が心配ですね。できればこのスタイルで使えるような、「真の痛SIMアダプター」をどこかに出してほしいものです。
このフレキケーブルを使えばSIMをそのままの大きさで使うことが可能なことがわかりました。では、痛SIMを使ってみることにしましょう。とはいえ原稿執筆時、IIJさんのSIMは用意できなかったので、前出の観賞用の痛SIMを使ってのテスト。IC部分を切り離していない痛SIMは、まっさらのままの状態。
改めてSIMをそのままセットします。この時、SIMに傷がつかないようにそっと、ゆっくりと装着するようにしましょう。
そしてスマホの電源を入れれば、しばらくして待ち受け画面が表示されます。アンテナマークは立ちませんが「SIMカードがありません」の表示は出ていませんから、無事痛SIMが認識されている(?)状態です。これがIIJさんの痛SIMならこのままデータ通信もできるわけです。
SIMって本来はICチップ部分だけが必要なもので、台紙の部分は不要なもの。でも台紙全体を使ってイラストを書いたりすれば、SIMそのものに新しい価値が生まれるわけです。これからブームになるかもしれない痛SIM、フレキケーブルさえあれば切り離さずにそのまま使えちゃいますよ!
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