週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ノキア復活!? FREETEL SimpleのバッテリーでNokia E70などを動かしてみた

2016年01月05日 10時00分更新

バッテリー×2の中華タブレットにも使える!

こんな怪しいタブレットもあった

 BL-5Cを採用したノキアの携帯電話は2013年発売の「Nokia 208」あたりが最後。10年以上もノキアの一部の製品に採用されていました。そのためか、いまでもまだBL-5Cを利用する製品が出てくるのです。たとえば、こちらの中華タブレット。2014年くらいに筆者が購入したものですが、いまでは考えられないような機構が組み込まれていました。

タブレットにBL-4Cが2枚入る!

 裏側には電池カバーがあります。このタブレットは本体に大型バッテリーを搭載しているのですが、さらに追加でBL-5Cが2つ入るようになっているのです。つまり、メインのバッテリーが切れても、手持ちのノキアのバッテリーを入れて数時間使うことができたわけです。

豊富な「BL-5C」ファミリー!あの「VERTU」のバッテリーもアリ

 2014年といえば先進国ではもうモバイルバッテリーも普通に買えたしノキアの携帯電話を使う人はいなかったものの、アフリカや南米などではノキアのバッテリーが使えるタブレットの需要があったのでしょう。ちなみに付属の互換バッテリーはBL-4C。BL-5Cとはちょっと違うものです。

BL-5Cにはファミリーがあった

 BL-5Cは多くのノキア端末に利用されましたが、スリムなファッション系端末はより薄いバッテリーが求められました。一方、スマホはBL-5Cでは電池容量がやや心もとなく、より大容量の電池が必要だったのです。そこでノキアはBL-5Cの縦横サイズと端子位置はそのままに、厚みと容量を増した「BL-6C」(写真左)、薄く容量を落としたBL-4C(写真右)も用意。先の写真のNokia E70も実はBL-6Cを利用します。

 この3者は厚みだけが違うため、たとえばE70にはBL-4CもBL-5Cも入ります。そして、謎の中華タブレットはBL-5CやBL-6Cをはめることも可能なのです(ただし、厚みで蓋は閉まりません)。

メーカーが独自拡張!ミヤンマーでBL-9Cを発見

 そんなわけでBL-5Cはさまざまな機器への展開ができたのですが、筆者が2015年11月にミヤンマーを訪れたときにゲットした怪しい地元ケータイ、これに入っているバッテリーもBL-5Cと縦横サイズ、端子位置が同じの互換品でした。ところが、厚みは3倍近くもあり、型番を見ると「BL-9C」とあります。もちろんノキアはこんなサイズのバッテリーは出しておらず、どこかの電池メーカーが勝手に拡張した製品を出したのでしょう。

Simpleのバッテリーでミヤンマーの携帯電話が動く

 実はこの端末、電池が死んでしまって動かないものを安く譲り受けたのです。ならばとSimpleのバッテリーを入れてみたところ、無事起動しました。これもBL-5C互換だからこそできるワザ。

Simpleが1ヵ月動く驚異の3500mAh

 こうなるとこのBL-9CをSimpleに入れて見たくなりますね。Simpleのバッテリーは1000mAhで連続待ち受けは約1週間とのこと。一方、このBL-9Cは3500mAhと表記があり、これをSimpleに入れたら1ヵ月はラクに持ちそうです。もちろん写真のように裏蓋は閉まりませんけどね。

Simpleを超高級セレブ携帯電話にするぞ

 東南アジアの怪しい携帯電話にも使われているBL-5Cファミリー。実はそれだけじゃありません。最近はスマホがメインの超高級携帯電話メーカーのVERTU(ヴァーチュ)も一部の携帯電話はBL-5Cを採用していました。型番は「BL-5CV」と、VERTUの「V」を付けています。これ、もちろんSimpleに入るのです。

本体より高い!1万円以上のバッテリーをSimpleに組み込む

 SimpleにBL-5CVを入れてみると、VERTUのVのロゴが美しくて蓋を閉じずにこのまま使いたくなってしまいます(笑)。なお、BL-5CVのお値段はたしか1万円以上。ということは、Simpleが2台買えちゃいます。でも、高いバッテリーを入れればSimpleに対する愛着もよりわくかもしれませんよ。

2016年もBL-5Cを使う端末が出てくる予感

 さすがにスマホでBL-5Cを使う製品は出てこないでしょうが、IoTやウェアラブルデバイスの中にはBL-5C互換バッテリーを使う製品がこれからも出てくるかもしれません。また東南アジアに旅行に行ったら、BL-5Cで動く現地メーカーの携帯電話を見つけられるでしょう。2016年になってもノキアに絡んだ製品がまだまだ出てくるかもしれないのです。

山根康宏さんのオフィシャルサイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう