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4Kコンテンツも受信できる「dTV」のAndroid TV向けアプリを試してみた

2016年01月05日 12時00分更新

 Netflix、Amazonプライム・ビデオなど、定額動画配信にわいた2015年。ドコモが提供し、エイベックス通信放送が運営する「dTV」も2015年4月に「dビデオ」からリニューアルするなど、昨年を象徴するサービスのひとつと言えます。

dTVは月額540円でドコモとの回線契約の有無に関わらず使えるキャリアフリーサービス

 そんなdTVですが、先日よりパナソニックのビエラのネイティブアプリとして提供されるなど、対応機種をじわじわと拡大させています。今回は、Android TV向けdTVアプリを実際に試してみたので、動作やUIなどをレポートします。

ChromecastやNexus Player経由では観られない
4Kコンテンツを楽しめる

ほかのアプリ同様、Android TVのランチャー画面にアイコンが表示される

 まず、おさらいするとdTVはスマホ/タブレット向けアプリ(Android/iOS)、PC向けサイト(Silverlightを利用)、一部のブラビアとビエラのネイティブアプリ、dTVターミナルなどの専用STB、そしてChromecastやAndroid TV内蔵のキャスト機能での配信を行ってきました。そして今回、Android TVにインストールする形のアプリが追加されるわけです。

 前述のとおり、スマホ/タブレットアプリから利用できるキャスト機能を使えば、Android TVやChromecast経由でdTVを楽しめたわけです。しかし、キャスト機能との違いはスマホが不要な点や4K解像度のテレビであれば、きちんと4Kコンテンツが観られる点にあります。

4K配信コンテンツにはこのように専用のアイコンが表示される

 なお、dTVの4Kコンテンツは現在、AAAによる4つのミュージックビデオ(「愛してるのに、愛せない」、「さよならの前に」、「LOVER」、「Lil' Infinity」)に限られ、AAAのファン以外はあまり活用しづらい点があります。しかし、やはりNetflixの上陸でさらに活発化した定額配信サービス戦争への生き残るためにも、今後コンテンツの増強は必須。広報部によれば「今後、オリジナル作品も4Kでの提供を予定している」とのことで、期待は高まります。

スマホやdTVターミナルと同じ
ザッピングUIがマテリアルデザインと融合

十字キーで操作し、サムネイルを移動するごとに予告編が流れる「ザッピングUI」

 dビデオからdTVへとリニューアルした際に公開された「ザッピングUI」をAndroid TV向けアプリでも採用。ホーム画面で、気になる作品のサムネイルで操作を停めると自動的に予告編が始まる仕組みになっています。予告編再生中も気に入らなければすぐに次の作品へ移動できるため、まさにチャンネルを次々に変えていく「ザッピング視聴」のような操作感が魅力です。

 また、作品の詳細画面やメニュー表示などは、Android TV向けのほかのアプリでも採用されているマテリアルデザインに準拠。メニュー欄は左に、作品の一覧などはカード形式で表示されます。さらに、Android TVのホーム画面ではdTVのオススメコンテンツが表示されるようになるなど、プラットフォームの細かい仕様にあわせたつくりになっていました。

Android TV向けdTVアプリのメニュー画面

たとえば、再生中にホーム画面に戻ったりほかのアプリを起動しても、再度アプリを起動したときに直近の映像から再生できる

Android TVのホーム画面にdTVのおすすめが表示されている様子。アプリ公開時には、ホーム画面での検索から実行できるサービスをまたいだ「串刺し検索」にも対応する予定とのこと

新型TV選びには使えるサービスを要チェック
をまずは無料で作品を楽しむのもアリ

 まだまだAndroid TVの浸透度はそこまで高いとは言えませんが、今後テレビを買い換えるときなど、もし自分の使っているサービスが買い替え後の機種で利用できれば非常に便利なはず。2016年に買い替えを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

 また、dTVは初回30日間は無料で視聴できるので、「スター・ウォーズ」過去6作品(1月10日まで)をイッキ観したいときや、見逃していた国内&海外ドラマをチェックするなど、お得に活用するのもオススメです。

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