パナソニックは12月22日、TOUGHBOOK(タフブック)の新製品「CF-20」シリーズを発表した。着脱式で、タブレット、クラムシェルノートPC、コンバーチブルPCの3タイプの形状で利用できる。CF-19の後継にあたり、CF-19とくらべておよそ3割の薄型化を図っている。また、重量もおよそ1.76kgと、大幅な軽量化に成功した(CF-19は2.3kg)。
インターフェースの豊富さも特徴。タブレット側にUSB 3.0端子、HDMI端子、有線LAN端子、3.5mmミニジャック、microSDスロット、キーボード側にUSB 3.0端子×2、USB 2.0端子、HDMI端子、有線LAN端子、VGA端子(D-Sub15ピン)、SDメモリーカードスロットをそなえる。各端子はキャップで保護され、IP65準拠の防塵防滴性能を実現している。薄型化の背景には内部パッキンをウレタン製から、より少ない厚みで止水できるシリコンにしたことがあげられる。ウレタン製パッキンよりもシビアな生産体制が求められるため、CF-20ha すべて神戸工場で生産するという。
着脱機構には、新たに開発した「ダブルフック」を採用。着脱部に回転式のフックが内蔵されており、ロックをするとフックが回転して裏表の2ヵ所で固定される。開放時はフックが元の位置に収まるため、スムースに取り外せるという。耐落下性能はドッキング時でおよそ90cm、タブレット単体ではおよそ120cm。
また、モード切替により、手袋を装着した状態や、雨などに濡れた状態でも誤作動を防ぐ機能も搭載した。「堅牢性、耐衝撃性能がもとめられる業種、職種をメインターゲットとしていたタフブックシリーズだが、より薄く使い勝手がよくなったことで、これからは小売業や流通業の現場でも導入してもらえるようにしたい」(製品担当者)。
このほか、主な仕様はWindows 10 Pro(Windows 7 Professionalモデルもあり)、10.1型(1920×1200ドット)、Core M5-6Y57 vPro、4GBメモリー、128GB SSD、およそ幅272×奥行き233×高さ33.5mm。
発売は3月下旬の予定。価格はオープンプライスで、実売価格は30万円弱からになる見込み。
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