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前代未聞 視聴者といっしょにアプリを制作!

たった48時間で「スマホVR ハコスコ向けアプリ」を制作した開発者のウラ話

2015年12月26日 12時00分更新

アプリを制作するときは開発陣の目にいつでも留まるようにホワイトボードで完成までの流れをまとめるようだ。

いっしょに制作した視聴者に楽しんでもらうのがイチバン

── アプリを実際に制作したワケですが、いわゆる通常のアプリとVR向けのアプリで大きく異なる点はどこでしょうか。

かも氏:通常のアプリは画面をタップしたりスワイプして操作しますよね。ただ、VR向けのアプリですと“ボタンを押す”という操作が無いのです。実際に私達が制作したアプリをご覧いただけるとわかると思いますが、アプリを遊ぶときは体を動かす必要があります。

ふもと氏:技術的な面で異なる点としては、スマホに内蔵している各種センサーを利用しているというのもありますよ。位置情報を取得するGPSセンサーや加速度センサー、ジャイロセンサーなどを活用して、体の動きとアプリ内の動きを連動するように制作するんです。

── 今回制作したアプリは“ランゲーム”(横スクロールアクション)でしたが、具体的にどのような流れで制作が進んだのですか。

ふもと氏:今回の制作の根源にあったのは、先程お話ししたように視聴者といっしょにつくるということでした。なので、アプリ自体のアイデアは視聴者からいただいたモノ。そこから「○○な要素がほしい」とか「××を入れたい」とかいろんな注文を受け付けて、実際に取り込めるモノを抽出したっていう感じですね。

── 独特な障害物だったりも登場してましたが、それも視聴者からのアイデア?

ふもと氏:ですね。「スーピコ」ではいろんなゲームを遊んでいるんですが、その中でも人気コンテンツなのが「Grand Theft Auto V(GTA5)」。スーピコの内輪ネタとしても盛り上がれるように、スーピコ視聴者ならわかる要素を多数盛り込みました。例えば消防車とかですね。

視聴者からいただいたアイデアと素材を組み込む作業の手元には常にハコスコが。

── そういえば、スーピコではすきあらばGTA5で遊んでますよね。

ふもと氏:私たちがアプリを制作している最中も遊んでいましたからね(笑)

── 視聴者が楽しんでもらえるような要素が数多く盛り込まれていましたが、イラストやBGMなどの制作にどれくらいの時間が割かれましたか?

ふもと氏:今回のアプリに限っては視聴者の方と共同作業をしました。特にイラストに関してはさまざまな方からお寄せいただいたので、特に時間がかかりませんでしたね。中には視聴者だけでイラストをブラッシュアップしていただいたりして本当に助かりました。どれもクオリティがすごく、圧倒されまくりでした。48時間でつくりあげられたのは視聴者の方の協力があってこそです。

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