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アスキーの編集者たちがポータブックを語る!

命名ポ〜タ君! キングジム初のノートPC、ステキなマシンだ

 最後は元MacPeaopleの編集長で、現在もアップル関連の話題を専門的に扱う吉田ヒロに意見を仰ぎました!

製品としては面白い。ポインターがちょっと残念/吉田ヒロ

 古くからのMacユーザーにとっては、外観やキーボードの収納方法などが既視感アリまくりのプロダクトデザインなのはまあ置いといて、製品としては面白い。 

 Windowsノートにありがちな、デザインはいいのにACアダプターがダサくてデカい問題も解消しているうえ、Micro-USB端子から給電と内蔵バッテリーを充電するというスマホと同じ方式を取り入れているのは素晴らしいと感じた。

 キーボードは写真で見るよりもしっかりしている。キーストロークは若干浅いもののしっかり打てる。キーの大きさは一般的なキーボードに比べて小さいが、キーピッチ(キー同士の間隔)はフルキーボード並みに十分に空けられているため、タイプミスすることは少なかった。

 ポインティングデバイスとして、光学式フィンガーマウスが搭載されている点はちょっと好みが分かれそう。ひと昔前にThinkPadが搭載していたトラックポイント(ポインティングスティック)を彷彿させるんだけど、クリックするにはキーボード下のボタンを使うのがちょっと残念。クリックボタンがキーボードの近すぎるので、ホームポジションに両手を置くとボタン周りがちょっと窮屈になってしまう。

吉田ヒロ

元MacPeople編集長。週刊アスキーに異動後もApple関連記事を専門に扱う。現在はASCII編集部で、アップル関連のほか、スタートアップ系、アプリ開発者向けの取材や執筆、セミナー開催など、基本的に興味のあることしかやってません。

 ポインターと左右クリックの位置が離れているの、私も気になりました。購入する人は、しばらく使って慣れるか、ひと思いに外付けのマウスを使ってしまうかの選択を迫られそう。

編集長みやのが提案する「ポータブックに適した人」は?

 それでは、ポータブックはどんなユーザーに適した製品なのでしょう。ふたたび週刊アスキー編集長 宮野友彦の意見をきいてみました。

結論=ポ~タ君はウルトラマンPCの夢を見るか?

 ウルトラマンPC(日本IBM「Palm Top PC 110」)や「Libretto」や「FMV-BIBLO LOOX」や「バイオU」を全機種・全モデル使い倒してきたオレとしては、もちろんポ〜タ君1択なのである。お仕事の友として使う人は「Let's Note RZ」やS11を選んでいただいてOK!!

 対して、パソコン(=人生なのだよ)を楽しみたい人はポ〜タ君を選ぼう。ちなみに、ちょっと暗めで解像度が低めで表面ザラめな液晶の見えかたが、ウルトラマンPCにとても似ている(相手はSTNだっちゅーの)。かくして、ノスタルジーに浸りながらも最新のWindows 10を触れるのって、かなり幸せなんではないかい?? そのうえキーボードは勝ち組だし。

 こんなステキなマシンを作ってくれたキングジムさんありがとうございます。PCメーカーのみなさん、ポ〜タ君に勝つ8型クラムシェルPCをどんどんガンガン発表してくださいよろしくお願いします。

というわけで、液晶のクオリティーからして、昔のチビパソコンを使っている気分になれるのがポ〜タ君の最大の魅力なのであった。

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