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話題の『マルチダイナミックヒーター』を記者が使ってみました

室温制御マジ完璧!デロンギの「第3のヒーター」自宅レビュー

2015年12月17日 18時59分更新

設定温度にぴったり!すげー!!

 MDヒーターの最大のポイントは完璧に近い室温制御。温度センサーを装備し周辺の温度を感知、5つのモジュールで細やかにパワーを切り替え、設定温度のプラスマイナス0.5度で室温を維持してくれるということ。

22℃に設定して、22.1℃というほぼぴったりな室温でした。

 この“プラスマイナス0.5度”というのがすごくて、従来の暖房は温度設定こそできても、例えば22℃に設定したとしても、実際に測ってみるとタイミングや測る位置によって24℃だったり20℃だったりバラツキが出るのはザラ。

 いわゆる第2世代といわれる温度設定ができるタイプの暖房は、暖めて、そしてまた冷ますという仕組みのもの。MDヒーターの技術は温度を上げ下げせずに一定にするため、今までにはなかった第3世代といわれています。

 実際にヒーターの設定を22℃にして、部屋の中央、窓の側面、床などをくまな計測したところ、確かに、誤差はプラスマイナス0.5℃以内。足元もまで温度が均一でちょっと驚きました! なるべく効率よく部屋の温度を保てるように、MDヒーターを窓側におくなど、設置場所の配慮は必要なようですが。

 なお、8畳のリビングでも利用してみましたが、温まり方は6畳の部屋と差はなく感じました。

 また、より広い部屋に対応した、約10~13畳用『MDH15』も使ってみましたが、6畳の自室、8畳のリビングなので『MDH09』(約6~8畳用)と温まり方は同様でした。一般的なマンションでは2部屋ぶち抜きで利用するのでなければ、『MDH09』(約6~8畳用)で十分かもしれませんね。

 さてさて、快適な温度で室温が保たれると、どういうことが起こるかというと、これまた暖房をつけていることを忘れてしまう! 知的で物静かな大和撫子は、ないと困る存在なのに、たまに忘れられちゃう。良い意味で! そんな乙女チックな想像がもたげましたよ。

就寝中もひと晩中 暖房を着けていると……

 MDヒーターの特徴のひとつは、熱が穏やかなので肌に優しいということ。側面の放熱部から輻射熱を放ち、上部からいわゆる煙突効果で優しい対流を放出し、室内をおだやかに暖めるという機構になっています。

 デロンギによれば、エアコンよりずっと風が弱いため、肌への刺激が少なく、就寝中に利用する人も多いということですが。

側面の放熱部から輻射熱を放ち、上部の通気部から優しい風を放つという仕組み。

 そこで、いつもだったら暖房はタイマー設定にして就寝中は切ってしまう私ですが、MDヒーターの設定を消費電力抑え気味の“ECOモード”にして夜通しつけてみました。

 さて、起床して確かめてみると、顔のツッパリはないわけではないけど、かなり控えめ。お肌の乾燥というと女性向けの話のようですが、朝起きて顔がつっぱる不快感、「わかる!」ってメンズの皆さんも多いですよね? あれが大幅軽減されるイメージと思っていただければ。

 エアコンを付けておくのと比較して、肌のダメージはかなり少なかったですが、でもやはり暖房を夜通しつけていると、多少は乾燥するので、加湿器と一緒に使用するのがオススメです。

 また、先ほども言ったとおり、稼働音がほぼしないので、眠っている時も音が気になることはありませんでした。

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