週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ソフトバンク、1.5GHzでのLTEを2017年開始、1.7GHzも拡大 旧イー・モバイルの3Gは2018年に終了

2015年12月11日 15時55分更新

 ソフトバンクは、1.5GHz帯におけるLTEサービスの開始と、1.7GHz帯でのLTEでの利用拡大の予定を発表した。1.5GHz帯は2017年4月以降、1.7GHz帯は2018年2月以降に順次開始予定。

 これにより2017年3月末でソフトバンク(旧ウィルコム/イー・モバイルを含む)の3Gデータ通信端末や携帯電話、2018年1月末で旧イー・モバイル網を利用した3Gデータ通信/携帯電話などが影響を受け、利用ができなくなる機種が一部発生する。なお、対象となるユーザーには機種変更キャンペーンが実施される予定。

周波数の切り替えで、2013年夏に下り最大42Mbpsから下り最大21Mbpsに速度が低下していた旧イー・モバイルの3G網。モバイルルーターの代名詞的な存在だった、初代Pocket WiFiの「D25HW」も2018年1月末で利用できなくなる

 まず1.5GHz帯(10MHz幅)は「ULTRA SPEED」という名称を用いて、下り最大42Mbps(DC-HSDPA)のデータ通信サービスを中心に展開されていた。ULTRA SPEED対応ルーター/携帯電話の場合、1.5GHz帯のみ対応の製品(「101SB」)では2017年3月末で利用不可になるほか、AXGP/1.7GHz帯/2.1GHz帯との組み合わせで対応していた製品ではサービスエリアが変更になったり、最大通信速度が低下する機種が存在する。

一時はウルトラマンのキャラクターとともに積極的なCM展開をしていた1.5GHz帯の「ULTRA SPEED」は2017年に終了

 1.7GHz帯はもともと旧イー・モバイルによってサービスが提供されていた周波数。現在は15MHz幅のうち10MHz幅でLTE、5MHz幅で3Gのサービスが提供されているが、後者がLTEに切り替えられる。この変更により、旧イー・モバイルの3G網にのみ対応したデータ通信端末/携帯電話が利用不可になる。

 具体的な機種名など、詳細はソフトバンクのサイトで公表されている。


この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります