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コミュニティーと企業が直接タイアップ 2015最強のBtoCスタートアップ『ナヲナス』

2015年12月11日 07時00分更新

 渋谷発BtoCスタートアップサービスの応援コミュニティー“sprout”は、1社200秒のプレゼンで自社サービスをアピールして、集まった参加者の投票で優勝者を決めるというピッチイベントだ。2015年に10回開催され、優勝サービスが10個も誕生している。優勝者を集めた2015年のグランドチャンピオンを決める総決算イベント“sprout 2015”が2015年12月3日に開催された。

sprout 2015の会場となった田中千代ファッションカレッジの入口で集合写真を撮影。sproutは会場を固定せず、渋谷のワーキングスペースなど順々に利用し開催されている

 華道の作品を盛花として贈るECサービスの『青工逢山』、学びの体験を提供する『Gifte!』、個人のスキル共有サービス『ANYTAIMES』、ヒール靴のコンシェルジュサービス『シンデレラシューズ』、企業とコミュニティーを結ぶマッチングサービス『ナヲナス』、オフィスグリコの惣菜版『オフィスおかん』、1枚のウェブサイトを簡単につくれる『ペライチ』と優勝した10社中、7サービスが登場した。

 優勝したのは京橋ファクトリーの『ナヲナス』だ。“ビール好きの集まり”など特定のコミュニティーがイベントを行なうときに企業が新作ビールなどを提供し、謝礼を支払ってサンプリング、プロモーション、マーケティングリサーチなどを行なえるマッチングプラットフォーム。

第7回優勝者で2015年のグランドチャンピオンに輝いた、『ナヲナス』を運営する京橋ファクトリー八木太亮代表取締役社長

 街頭などでのサンプリングなどに比べて、アピールしたいターゲットがピンポイントに狙えるというのが強み。参加者・利用企業・主催者で困る人が少ないWin-Winなサービスだ。

 sprout開催の目的はサービスのファンになり、参加者に使ってもらうところにある。それだけに、自発的にスタートアップイベントに参加するコミュニティーイベントの参加者たちにはあまりにも強く刺さったのが勝因だろう。

 次回、2016年最初のsproutは2016年2月5日に開催予定。現在、Facebookのイベントページで参加者を募集中だ。

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