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”自分の声を把握する”新たな指輪型ウェアラブルデバイスに注目

2015年12月05日 09時00分更新

編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい! 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる~くお届けします。

これが「まごチャンネル」

北島:3回目! 今週も大江戸スタートアップ座談会、始めます。鈴木さんはまだ来てないね。仕方ないので、盛田さんからまずは近況を。

次元の向こうからの声 鈴木:(いますよ~…… [壁]_・)チラッ)

盛田:遅刻かよ!えーと先週末は東京都主催のビジネスアイデアコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY」。最優秀賞を獲ったのは、「NEWIN」という入院患者向けの相談サイトをつくった坂倉悠哉さんでした。いま東北大学医学部6年で、来年からは自分もお医者さんになるそうな。

結果発表

北島:ニューイン! 最優秀賞のポイントが気になりますね。

盛田:やっぱり「なぜそのサービスをやるのか」「目の前に困ってる人がいるからだ」っていう思いですかね。自分が本当にそれをやらなきゃいけないという社会的使命感があったという評価でした。ちなみにアメリカに「Patients like me」という似た感じのサービスがありますね。あっちは入院じゃなくておなじ病気の人のコミュニティだけど。

北島:老舗ですねそちらは。医療系のネットコミュニティは、日本も海外も数多くあるけど、写真を見る限り、ユーザーの目線に近いサービスをスマホほかもろもろで実現する感じかしら。

盛田:要はQ&Aサイトですね。「同室部屋の患者のいびきがうるさくて眠れないんですけど……」とかありがちな質問に答えてもらったり、場合によってはもっとシリアスな質問をしたり。で、個人的にもう1つ気になったのが、工学出身の岩瀬大佑さんがつくった指輪型デバイスでした。

北島:アスキー的にはそれも興味深い!

盛田:じつはこれも医療・福祉系なんですけど、聴覚障碍者の方が自分の声を把握するためのデバイスなんですな。

北島:トレーニング的なものでしょうか? 身体にセンサーを配置して、それがそのままフィードバックされるとか。

盛田:知らなかったんですけど、いままで聴覚障碍者の方って自分の発声をスマホみたいな装置で確認しながら会話することがあったそうなんです。自分の声が大きすぎないかとか、そういうことを把握するために。でも、それだと目の前にいる人と目を合わせて会話できない。それなら画面じゃなくて、指先から触覚で音を理解してもらえばいいじゃないという発想をしていて──

(ガチ鈴木さんがチャットにログインする)

北島:あ、鈴木さんきた。

盛田:遅刻遅刻~!

鈴木:わたくし、時間に縛られませんので(さかのぼって、書き込みしてやる)。

盛田:未来の遅刻スタイルですね。

北島:……指輪型デバイスに話戻すけど、もうハードウェアはできてるのかしら。見た目とか期待ですね。

盛田:いま試作段階で、振動と触覚特性とか、原理的な部分はすでにできてるそうね。すごいのはこれで聴覚障碍者の方の発話・発声パターンをデータベース化できるという話。最終的にはSiriみたいなシステムができあがると。これできたらほんと素晴らしいなと思った。

北島:あまり記事では拾えてないけど、社会貢献スタートアップの新しい動きも今後期待ですね。

盛田:期待期待!医療・ヘルスケア系デバイスはまだまだいろいろ出てきそう。

ファンのコミュニティーと企業のタイアップを結ぶナヲナス

北島:さて、遅刻してきた鈴木さんの取材話もお願いしたいところ。今週のびっくりどっきりなやつをぜひ!

鈴木:わたくしはBtoCベンチャーのプレゼンイベント“Sprout”の2015年総集編に参加してきました。2015年、10回も続いたイベントでそのうちの優勝者が7名が参加してプレゼンしたグランドチャンピオンを決める会でした。

北島:総決算というわけですね。”究極の歯ブラシ”とかいろいろ見てきたよね。

鈴木:ありましたー。究極の歯ブラシは優勝できなかったサービスですが、昨日もお会いできました。優勝者が集まるだけに新しく知ったというところはなかったですが、第6回の優勝者でイベント後に速攻で話を訊きに言ってしまったくらい注目しているサービス『ナヲナス』がグランドチャンピオンになりました。ファンのコミュニティーと企業のタイアップを結ぶ、困る人が少ない“最強のサービス”。ビール好きの集まりに飲料メーカーがサンプルを配るなど、双方にうれしいプラットフォームなんです。

優勝した京橋ファクトリーの八木代表(写真右)。

ナヲナス

ホームパーティーにビールが提供され、お金までもらえるかもしれない夢のサービスがやばい

盛田:アサヒビールとUBERのコラボとか意味不明感あってよいですね。飲んでいいのかUBER。

鈴木:そりゃ、飲んだら運転はまかせたいとか!(違う?)

盛田:なるほど!……いや、納得していいところなのかなこれ。

北島:そういう使い方なのね~。Uber同様の海外勢だと、Yelpが日本ではコミュニティ支援中心で動いているけど、ダイレクトに既存の企業結んでしまうのが実は結構日本には合ってるかもとか思いました。

盛田:技術者中心だけどコミュニティ文化って根強いからねー。みんなメーリングリストと勉強会で濃くつながってて、そこに直接企業として噛めるっていうのはすごくやりたいところ多いと思う。

「6ちゃん観る、8ちゃん観る、まご観る」

鈴木:盛田くんと青山スタートアップ・アクセラレーション・センターのオープニングパーティーに参加してきました。東京都が行なうプログラムで、長期的な視点でベンチャーを応援する目的があるとのこと。(前回も見てくれてました。納富さん、みてる~??)

盛田:(今回もFacebookのシェアよろしく~!!!死ぬほどシェアしてね~~~!!!!!!)

北島:www

鈴木:ここで気になったのは、チカクの『まごチャンネル』、「6ちゃん観る、8ちゃん観る、まご観る」のプレゼンは、爆笑が起こったけど、わかりやすくてよかった!

盛田:代表の梶原健司さんがアップル出身なのよね。3G/LTE回線が使えるというのがよかった。Wi-Fiとか言われてもおじいちゃんおばあちゃんわっかんないもん普通。

鈴木:そう、通信機能が入っていて、映像ケーブルつなげるだけで使えるは大きすぎる。

北島:ソラコムのIoT系イベントでもお話ちょっとだけ聞きました。シンプル度合いがめっちゃわかりやすいですよね。HDMIケーブルも現状では必要そうだけど、そういうのもなくなってくるといよいよやばそう。

鈴木:まぁ何より、記事でも書きましたが、おじいちゃんおばあちゃんと孫を結ぶサービスは無敵なんです。

盛田:某フトバンクさんとか大手が似たようなことやらないといいなとお祈りしています。

鈴木:バッファローの『おもいでばこ』も近いポジションにいるかなとは感じてました。

北島:ちなみに私は今週、Supernovaの第1回ミートアップに参加してきました。2000億円規模の産業創出を狙ったアクセラレータープログラムですが、これは記事をお待ちください。

盛田:ひゃー2000億円!

トレタ広報さん、速攻のお返事に感謝

北島:正直、座談会3回目だけど、思った以上にネタがあってびっくりですよ。

鈴木:そして、忘れてませんかw 我々も月曜日にイベントを開催したことを……。食とITをテーマに、キッチンスターターさん、クックパッドさん、トレタさんにご出演いただきました。飲食店現場のIT化を軸にがっつりディスカッションいただきました。

盛田:そのうちわたしのレポート記事が載りますよ~。きっと。たぶん。可能性はゼロではない。

鈴木:ご出演いただいた方がた、ありがとうございました。そして……記事は↑盛田くんががんばってくれました。こうご期待。トレタ広報の田さん、記事校正を速攻で「オーケー」くれました。

北島:早めに出したいですね。ちなみに週内はT-VENTURE PROGRAM2015最終選考会に鈴木さん行きますが、そのほか来週もスタートアップ関連のイベントは盛りだくさんですね。私はグローバル・ブレインアライアンスフォーラム2015に行く予定です。

鈴木:学研のアクセラレータープログラムのイベントに行ってきます。東急、CCCと大手企業のプログラムが続いてますが、企業ごとの特色あっておもしろいです。

盛田:来週はフレンチテック。おフランスのスタートアップを見てくるざんすよ~。

北島:フィンランドの次はフランスですかー。海外勢に期待ですね。さてさて、ここで改めてきちんとした告知も一度はしておきます。スタートップ・ベンチャーの新製品・サービスなどのプレスリリース、イベント情報や取材の依頼などはこちらの記事で受け付けています。イベントまわりでの開催情報などもお待ちしています。

今週の一言
盛田:大掃除で家具を動かすのが面倒くさいので、家庭用のアマゾン倉庫ロボットが欲しいです。
鈴木:イベント多くて、いろいろな方とお話しできてうれしいですが、のどからしました。
北島:BONXが2500万円まで行っててすばらしいなと。実物さわるのが楽しみです。

大江戸スタートアップ週末かわら版は、アスキーの盛田・鈴木・北島によるかなりゆるめな編集後記です。

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