週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

完全なる手ぶら解錠が実現

スマホと近づくとカギが開く、マンション用ロック「Akerun Entrance」

2015年12月03日 20時00分更新

 みなさん、こんにちは。アスキー編集部(週刊アスキー+ASCII.jp)の吉田ヒロでございます。さて本日12月3日、マンションのエントランスに設置することで手ぶら解錠を実現する「Akerun Entrance」が登場しましたよ。

オートロックのマンションやビルのエントランスに設置することでスマホでの解錠を実現する「Akerun Entrance」

 これは、スマホアプリでのドアの解錠・施錠を実現するスマートロックロボット「Akerun」のシリーズ製品。エントランスがオートロックのマンションやビルではエントランス用の鍵が必要なため、これまでAkerunで鍵をシェアしても実際には在宅している人がエントランスを開けるといる手間がかかり、家族や友人に鍵をシェアして終わりというわけにはいきませんでした。

こちらがスマートロック本体の「Akerun」(税別価格3万6000円)

 しかし、今回登場したAkerun Entranceをマンションのエントランスに設置することで、「Akerun」アプリをインストール済みのスマホを持って近づくだけでエントランスのドアを開くことが可能になります。

「Akerun」アプリをインストール済みで鍵が共有されたスマホを持ってエントランスに近づくと自動解錠してくれます

 また、「Akerunオンライン鍵管理システム」によって、ウェブブラウザー経由でエントランスや自宅、事務所の解錠や施錠も可能になるので、最悪スマホを忘れてもなんとかなります。

ウェブ経由の解錠や施錠にはゲートウェイ端末「Akerun Remote」が必要です

「Akerunオンライン鍵管理システム」によって、鍵やスマホを忘れてもウェブブラウザー経由での解錠や施錠が可能です

 Akerun Entrance仕組みは、「Akerun」アプリをインストール済みで鍵がシェアされたスマホがAkerun EntranceのBLE(Bluetooth Low Energy)の通信範囲(約10m)に入ることで、エントランスの内側に設置されたAkerun Entranceがオートロックドアに開扉命令を送るという流れです。「開扉命令」と書くと大げさですが、オートロックドアが内側からは鍵なしで自動で開く仕組みを利用しています。要するにオートロックドアの内側に設置されている赤外線センサーに反応する信号を送っているだけなので、Akerun Entranceを導入するために大がかりな工事は必要ありません。

 気になる価格ですが、本体および設置費込みの初期費用は9万5000円から。月額費用は50世帯まで3万6000円(超過分は500円/戸)となっています。

Akerun Entranceの主な仕様
管理ゲート 1ゲート
基本機能 BLEを介した自動ドアの開制御もしくは赤外線センサ制御
動作距離 10m(周囲環境による)
接続先 自動ドアコントローラ外部入出力端子
出力信号 自動ドア開出力 無電圧a接点
対応自動ドアコントローラ ナブコ製コントローラ、寺岡オートドア製コントローラ
外装材質 ABS樹脂
使用温湿度 -10℃〜50℃、30〜90% RH 結露なきこと
電源 DC 12V
外形寸法 幅70×奥行き50×高さ30mm程度

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう