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昨年は完売!高橋大輔も薦める室温をプラマイ0.5度で維持する第3の暖房「マルチダイナミックヒーター」なんだ?

2015年12月01日 07時00分更新

マルチダイナミックヒーター 1日アンバサダーに就任した高橋大輔さん。マルチダイナミックヒーターは見た目はオイルヒーターに似たデザインだが、内部の機構は全く異なる。

 イタリアの家電メーカー・デロンギは11月30日、東京・世田谷区の蔦屋家電で昨年日本で完売したヒット商品『マルチダイナミックヒーター』(以降、MDヒーター)の発表会を開催。1日アンバサダーとして元フィギュアスケート オリンピック選手の高橋大輔さんを招聘し、MDヒーターの魅力をアピールするトークセッションを開催した。

 日本国内において、デロンギはオイルヒーターのブランドとして知名度が高いが、マルチダイナミックヒーターはオイルヒーターの美点である"空気が汚れない"、"触れても火傷をしない"という安全性に加え、大幅に進んだ室温制御(設定温度プラスマイナス0.5度で室温を維持)と、オイルヒーターに比べて約2倍早くなったコールドスタートからの速暖性、可動部がないことによるサイレント暖房が特徴。また、日本の要望を数多く取り入れたジャパン企画の商品という特徴も持つ。デロンギでは、これまでのストーブやエアコンといったヒーターとは異なる体験という意味で、MDヒーターを"第3のヒーター"と呼んでいる。

 昨年発売した第1世代機は、出力1500Wで10〜13畳に対応するリビング向けモデル。当初、暖房器具にして実売価格8万円ほどという高価格帯だったため、量販店からは売れるのか疑問視するコメントもあったそうだが、蓋を開けてみれば昨年生産分は完売。今年は新たに6〜8畳向けに小型化した900Wモデル(6万円前後)と、本体色に要望の大きかったモノトーン仕様を加え、2015年9月〜11月のウィンターシーズンの売れ行き初速は「昨年の5倍」(MDヒーター製品担当 田井氏)と好調だという。

トークセッションの様子。右から、元フィギュアスケート選手の高橋大輔さん、商品ジャーナリストの北村森さん(司会)、デロンギのMDヒーター製品担当の田井隆輔さん。

蔦屋家電内に特設された体験ルームでMDヒーターを体験した高橋大輔さん。家電を選ぶポイントとして、口コミ評価とデザインを重視するとコメント。「高くても快適なら、快適さを(買います)。安くても、結局気に入らないと無駄になったりするので」

体験ルームでMDヒーターとポーズをとる高橋大輔さん。高橋さんが体験した一人がけシート含め、蔦屋家電の「MD HEATER 体験会」会場ではそのまま一般客も体験できるそうだ。

 1日アンバサダーに就任した高橋大輔さんによれば、日頃の体調管理に欠かせない冬季の室温管理に関しては「一番嫌なのが乾燥。喉があまり強くないのですが、今の(ニューヨークの)家はすごく寒くて、エアコンを付けざるを得なくて。特に現役時代は風邪をひかないように、遠征先ではエアコンを切って、レッグウォーマーに靴下履いて」といったように夜間はエアコンなどはオフにして着込んでしのいでいたと説明。

 蔦屋家電2Fに特設された体験ルームで実機に触れた感想は「日向ぼっこのような自然な暖かさがある。取材がなければこのままここで寝てると思います。(略)ぜひみんなに薦めたい」。

 MDヒーターの購買層について、デロンギによれば「昨年の購入者の方は、30代〜40代の、自分の身体のコンディションに気を配っている男性が多かった。また(高価格帯商品ながら)意外なことに60代以上のシニア層に一定のユーザーもいらっしゃった」。
 特徴とするプラスマイナス0.5度という緻密な室温制御は、5つの発熱モジュールを室温変化に応じて個別にオン/オフすることで実現している。オイルヒーター比で2倍という速暖性能で、11畳の部屋を室温5度から20度まで、約25分で温める。

 デロンギはMDヒーターを高付加価値のヒーターとして位置付ける一方、中低価格帯は従来通りのオイルヒーターが受け持つ販売戦略をとる。

 なお、記者発表の会場にもなった蔦屋家電の体験ルームは、12月13日までの間、一般開放もしている。また、栃木県那須町の高級リゾート・二期倶楽部では宿泊者への実機貸し出し(2016年3月末まで)をしているほか、東京・有楽町にあるデロンギショールームでも1月31日まで体験できるそうだ。

●関連サイト
マルチダイナミックヒーター(デロンギ)

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