第13回
思わず買っちゃう!? 1万2800円のWindows 10 Mobile機「KATANA 01」レビュー【前編・一般向け】:週間リスキー
※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーとやんちゃデジタルKidsたちがテクノロジーとサブカルチャーの交差点からお届けする、たいへんマニアックなコーナーとなっております。初見の方はご注意ください。
話題のWindows 10 Mobileを搭載し、価格はなんと税別1万2800円という激安スマホFREETEL「KATANA 01」が今日30日に発売された。Windows Phone好きとしてはこれは無視できないので買ってしまった。
箱は2ピースで構成されたシンプルなもの。だからと言って安っぽい感じはあまりしない。むしろ、予想外にちゃんとした箱だった。小箱には保証書とクイックセットアップガイド、端末のウラ蓋が入っています。メインの箱にはKATANA 01本体とUSB ACアダプター、ケーブル、そしてバッテリーが入っている。
KATANA 01のほかに必要なものは、最低限ならマイクロSIMカードだけ。端末側にはSIMカードスロットが2つ装備されていて、片方は2G〜4Gにまで対応。もう片方は2Gまでに対応した構成。海外に行った際に2Gに対応した格安SIMを空きスロットに入れておけば、現地での通話は2G側を使い、日本で使うSIMはそのままだからその番号での着信もできる、以前は2台の端末でできたことが1台でできる優れもの。
端末のサイズはiPhone 6とほぼ同等。KATANA01が少し厚く、少し軽いです。質感は思いの外高くて、価格から感じる安っぽいイメージはない。握った際にもボディにはきしみもなく剛性感も高い。
国内ではまだユーザーの少ないWindows Phoneだが、過去にWindows Phoneを使っていれば初期設定時にバックアップデータからある程度は引き継げる。自分の場合、Lumiaのデータをだいたいは引き継げた。ほかにWindows 10 Mobileならば、Windowsを搭載するPCも含めて、Mac OSとiOSの組合せのようにシームレスな環境が実現できる。
価格からして低スペックであまり使えなさそうなイメージだったが、実機を使ってみたら大きいデータを扱う際や、アプリの切り替えでひと息つく程度で、使えないという印象はない。まぁ、若干遅くてもこの価格ならば許せる。というかハイスペックを求めなければコレでも十分かと思う。Windows 10標準ブラウザのEdgeも、意外に快適なので拍子抜けしてしまう。
唯一注意すべき点は、Windows 10 Mobile期待の機能「Continuum for Phone」には非対応ということ。マウスやキーボード、外部ディスプレーをつなげてPCライクな使い方ができる機能だが、さすがにこのスペックでは厳しいようだ。
CPUがクアッドコアの「Snapdragon 210(MSM8909)」でそれなりのスペックだとか、画面サイズが4.5インチで小さい、解像度が854×480で少ない、内部メモリが1GBしかない……なんて書き出したらキリがないけれど、サブ機として使うならば十分だし、この価格でWindows 10 Mobileが体験できるのはとても魅力的だと思う。
発売日の昼に届いたので、まだまだじっくり触れていないが、【後編・マニア向け】では安さのヒミツを解明していきたいと思う。こうご期待!
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