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思わず買っちゃう!? 1万2800円のWindows 10 Mobile機「KATANA 01」レビュー【前編・一般向け】:週間リスキー

2015年11月30日 19時00分更新

※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーとやんちゃデジタルKidsたちがテクノロジーとサブカルチャーの交差点からお届けする、たいへんマニアックなコーナーとなっております。初見の方はご注意ください。

 話題のWindows 10 Mobileを搭載し、価格はなんと税別1万2800円という激安スマホFREETEL「KATANA 01」が今日30日に発売された。Windows Phone好きとしてはこれは無視できないので買ってしまった。

 箱は2ピースで構成されたシンプルなもの。だからと言って安っぽい感じはあまりしない。むしろ、予想外にちゃんとした箱だった。小箱には保証書とクイックセットアップガイド、端末のウラ蓋が入っています。メインの箱にはKATANA 01本体とUSB ACアダプター、ケーブル、そしてバッテリーが入っている。

WindowsのモダンUIをイメージしたパステル調の箱。スマホの箱とは思えないカワイイ感じ。

中の箱も外装箱と同じイメージ。書類などは小箱に、ハードウェアは大箱に入っている

 KATANA 01のほかに必要なものは、最低限ならマイクロSIMカードだけ。端末側にはSIMカードスロットが2つ装備されていて、片方は2G〜4Gにまで対応。もう片方は2Gまでに対応した構成。海外に行った際に2Gに対応した格安SIMを空きスロットに入れておけば、現地での通話は2G側を使い、日本で使うSIMはそのままだからその番号での着信もできる、以前は2台の端末でできたことが1台でできる優れもの。

ユーザーがセットアップをしやすいように、ウラ蓋が外れた状態で箱に入っているので、SIMとマイクロSDカード、バッテリーを取り付けるという作業がわかりやすい。SIMはデュアルスロットでマイクロSDカードは32GBまで対応

 端末のサイズはiPhone 6とほぼ同等。KATANA01が少し厚く、少し軽いです。質感は思いの外高くて、価格から感じる安っぽいイメージはない。握った際にもボディにはきしみもなく剛性感も高い。

デザインは一般的なandroidスマホと同じ。画面下ボタン部センターにWindowsアイコンがあるのでWindows機だということがわかるくらい

iPhone 6よりも少し厚いボディの側面右側に電源ボタンと音量ボタンがある一般的な配置

 国内ではまだユーザーの少ないWindows Phoneだが、過去にWindows Phoneを使っていれば初期設定時にバックアップデータからある程度は引き継げる。自分の場合、Lumiaのデータをだいたいは引き継げた。ほかにWindows 10 Mobileならば、Windowsを搭載するPCも含めて、Mac OSとiOSの組合せのようにシームレスな環境が実現できる。

内部メモリの関係か、英語(US/フィリピン)、中文(簡体/シンガポール)、韓国、日本に限られている

Windows Phoneを所有したことがあれば、その時のデータ移行もスムーズに行なえる

 価格からして低スペックであまり使えなさそうなイメージだったが、実機を使ってみたら大きいデータを扱う際や、アプリの切り替えでひと息つく程度で、使えないという印象はない。まぁ、若干遅くてもこの価格ならば許せる。というかハイスペックを求めなければコレでも十分かと思う。Windows 10標準ブラウザのEdgeも、意外に快適なので拍子抜けしてしまう。

 唯一注意すべき点は、Windows 10 Mobile期待の機能「Continuum for Phone」には非対応ということ。マウスやキーボード、外部ディスプレーをつなげてPCライクな使い方ができる機能だが、さすがにこのスペックでは厳しいようだ。

昨今のスマホと比較するとコンパクト系に分類されるサイズだけに手のひらやポケットへの収まりも良い

 CPUがクアッドコアの「Snapdragon 210(MSM8909)」でそれなりのスペックだとか、画面サイズが4.5インチで小さい、解像度が854×480で少ない、内部メモリが1GBしかない……なんて書き出したらキリがないけれど、サブ機として使うならば十分だし、この価格でWindows 10 Mobileが体験できるのはとても魅力的だと思う。

 発売日の昼に届いたので、まだまだじっくり触れていないが、【後編・マニア向け】では安さのヒミツを解明していきたいと思う。こうご期待!

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