週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ローパス切り替えができるソニー「RX1R II」をいち早く写真で紹介!

2015年11月06日 10時00分更新

国内発売が決定した「RX1R II」

国内発売が決定した「RX1R II」

 ソニーは11月6日、フルサイズセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「RX1R II」(DSC-RX1RM2)を国内で発売すると発表した。12月中旬発売予定で、予想実売価格は46万円前後となる。

RX1R II(左)と従来の「RX1R」(右)。あまり外観は変わらない

RX1R II(左)と従来の「RX1R」(右)。あまり外観は変わらないが、AF-Cモードが搭載されたことで前面ダイヤルに「C」が追加されている

同じく上面。RX1R IIはやや厚くなっている

同じく上面。RX1R IIはやや厚くなっている

RX1R IIの上面。モードダイヤルと露出補正ダイヤル、シャッターボタン、カスタムボタンがある

 RX1R IIは米国時間10月14日に海外発表されたモデル。4240万画素という高解像なフルサイズCMOSセンサーを搭載し、ローパスフィルター効果のオン/オフが可能なのが特徴だ。

2枚のローパスフィルターの間に液晶を挟んだデバイス。液晶の電圧を変化させることでローパスあり/なしの効果を実現する

2枚のローパスフィルターの間に液晶を挟んだデバイス。液晶の電圧を変化させることでローパスあり/なしの効果を実現する

1枚目のフィルターで生じた光路の変化を液晶で調整。2枚目のフィルターを通った後に光を集束させる(ローパスなし)か、分岐させる(ローパスあり)かで効果を切り替える

1枚目のフィルターで生じた光路の変化を液晶で調整。2枚目のフィルターを通った後に光を集束させる(ローパスなし)か、分岐させる(ローパスあり)かで効果を切り替える

ローパスを切ることで解像感は上がるが、モアレなどが発生する確率が高まる

ローパスを切ることで解像感は上がるが、モアレなどが発生する確率が高まる

 ローパスフィルターを2枚搭載し、その間に液晶を挟むことで光路を調整。このように光学的にローパスフィルター効果をオン/オフするのは世界初だという。

 AFには399点の像面位相差センサーを搭載。コントラスト方式と併用する「ファストハイブリットAF」が利用でき、AF速度は従来機と比較して30%高速化しているという。また、AF追従で秒間5コマの連写も可能だ。

RX1Rで内蔵ストロボだった部分にEVFを搭載。RX100IVなどと同じポップアップ式EVFだ

RX1Rで内蔵ストロボだった部分にEVFを搭載。RX100IVなどと同じポップアップ式EVFだ

RX100IVとは異なり、ファインダーを横に引き出す必要がなくなった。このため、上から指で押しこむだけで収納できる

RX100IVとは異なり、ファインダーを横に引き出す必要がなくなった。このため、上から指で押しこむだけで収納できる

EVFの光学系はすべてガラスのレンズを使用。小型ながら0.74倍の倍率を実現し、隅々までクリアに見える

EVFの光学系はすべてガラスのレンズを使用。小型ながら0.74倍の倍率を実現し、隅々までクリアに見える

ファインダー用のアイカップが付属する。ただし、アイカップ装着時は収納できない

ファインダー用のアイカップが付属する。ただし、アイカップ装着時は収納できない

 また、新たにポップアップ式のEVFを搭載。機構的には同社の「RX100 IV」に似ているが、ポップアップ後にファインダーを横に引き出す必要がなくなった。また、EVFの光学系にはすべてガラスレンズを採用し、0.74倍という倍率を実現している。

 235万画素の有機ELパネルを採用し高精細で高彩度なほか、ZEISS T*コーティングのガラスレンズを採用することで、周辺部でも歪みのない映像を確認できる。

本体背面。左の「RX1R II」の文字のすぐ右横に、アイセンサーがある

本体背面。左の「RX1R II」の文字のすぐ右横に、アイセンサーがある

背面液晶モニターは3型(約123万画素)。上に約109度、下に約41度チルトする

 画像処理エンジンには最新の「BIONZ X」を採用。14bitの非圧縮RAW出力が可能になったほか、動画は50Mbpsという高レートなXAVC Sフォーマットで記録できる(解像度はフルHDまで)。

画像処理エンジンは最新の「BIONZ X」を採用

画像処理エンジンは最新の「BIONZ X」を採用

14bitの非圧縮RAW出力が可能

14bitの非圧縮RAW出力が可能

側面のフタの中には、HDMIとUSBの端子を搭載する

側面のフタの中には、HDMIとUSBの端子を搭載する

背面液晶モニターはチルト式

 レンズは従来機と同じ35mm単焦点、F2.0の「ゾナーT*」を採用。感度は通常時でISO 100~25600まで設定可能で、拡張時には最大ISO 102400まで設定できる。そのほか、無線LANを内蔵し、NFCにも対応する。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう