日本マイクロソフトが開催した「Windows 10 Partner Device Media Briefing」において、新規参入の3社を含む6社が、国内におけるWindows 10 Mobile搭載スマートフォンの開発を表明した。会場では試作機を見ることもできたので紹介しよう。
人気アクセサリーメーカーが
独自開発のWindows 10スマホをリリース
まず注目はNuAns(トリニティ)。トリニティは埼玉県新座市に拠点を持つアクセサリーメーカーで、特にiPhone向けで人気製品を多数リリースしている。NuAnsは同社がスタートした新ブランドで、NuanceとNew Answerの2つの意味合いを持たせているという。
Windows 10 Mobileを搭載するスマートフォン「NuAns NEO」はその中心となる製品だ。ODMのメーカーが提供するベースモデルを国内の周波数に対応させるなどの対応で導入するのではなく、筐体や基板などからオリジナルの設計を行ない、手触りや感触など、NuAnsブランドらしさにこだわっている。
囲み取材に応じた同社代表取締役の星川哲視氏は、社員数15名の同社がオリジナルのスマートフォンを開発するに至った過程を感慨深げに語ったが、実機はまだメディアが触ることはできず。端末の詳細やまだ秘密というポイントは、年内にも開催予定の発表会で明らかにするという。楽しみに待ちたい。
Acerは海外で発表したばかりのWindows 10 Mobile機を展示
Acerのコーナーでは、海外でも9月に発表されたばかりのWindows 10 Mobile端末「Acer Liquid M330」が展示されていた。今回はあくまで日本市場における開発表明で、このM330をそのまま国内に導入すると決定しているわけではないと説明された。ただ、市場の規模からもなんらかの形で同機がベースになることは予想できる。
M330の主要スペックは、4.5型FWVGA液晶(480×854ドット)、クアッドコアのSnapdragon 210 1.1GHz、8GBストレージ、5メガカメラ、2000mAhなど。
サードウェーブやFREETELのWindowsスマホも展示
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