この物語は、ある会社の無線環境に戦いを挑んだ熱血編集者達の記録である。トイレの個室において、まったく弱い無線LANの電波が、わずか数台の中継器で改善する奇跡を通じて、その原動力となった信頼と愛を余すところなく記事化したものである。
トイレの個室といえば、用を足す以外にもいろいろやることありますよね。彼女にフラれおいおい泣いたり、憎いアンチクショウの藁人形を引きちぎったり……。なかには、うっかりスマホを便器に落として機種変の理由にしたり、PCでニコ生にコメントを書き込んでいる強者もいるそうですよ、勤務中に。アテクシではございません。
何をするにせよ、高速な無線LANネットワークにつながっていなければどうしようもありません。なのにリスキー編集局のトイレってば、無線LANの電波がビミョーに弱いんです。これは困っちゃう。
といって、ただでさえたいした仕事してない一介のリスキー局員が、ネットワーク管理者になんとかしてくれと直談判するわけにはいきません。間違いなく門前払いです。残された方法は席でコッソリ用を足すか、電波をコッソリ拡張するかの2択。ここはあえて後者を試してみようと思います。
※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーと愉快な仲間達がテクノロジーとサブカルチャーの交差点からお届けする、フツーの方にはむしろ余計な情報を扱うコーナーですので、初見の方はくれぐれもご注意ください。
バッファローから発売されたばかりの『WEX-733DHP』は、コンセント直挿しタイプの無線LAN中継器。設定もとてもカンタン。
いい感じの場所というのは、拡張したい電波がきちんと届いていて、かつ届かせたい場所(ここではトイレ)に近いポイントとなります。さて、どうかな……。
どうも壁が厚いのと、コの字状に入り組んでいることが原因のようです。さて、どうしましょ。
本機はデュアルバンドに対応しており、5GHzと2.4GHzを切り替えることができます。2.4GHzのほうが障害物を越えやすく距離も伸びるという特性があり、5GHzは他の無線の干渉を受けにくいという利点があります。親機との接続は2.4GHzを使うのが一般的でデフォルトもコチラに設定されていますが、親機が5GHz対応なら中継器も5GHz設定にすると、スマホで接続先SSIDを切り替えずに親機と中継機との間をうろうろできて便利です。
とはいえ、いずれに切り替えても電波はトイレの個室までは届きませんした。デュアルバンドは帯域が半減しないのがウリですが、設定を互い違いにすることで中継器をさらに中継することができるのではないでしょうか? そう考えたアテクシは、さっそく本機をもう1台用意。言うまでもなくメーカー保証外の使用法ですよ。
さて現場の松村さーん、いかがでしょうか~?
同様に入れ違いにして複数台設置すれば、さらに遠くまで電波を拡張することができる気がしますが、くれぐれもメーカー保証外の使用法であることをお忘れなく。
もちろんフツーのお住まいの方は1台で十分と思います。もし、お部屋に電波が届いてないという坊やがいたら、通信制限を食らう前にコチラを是非。ポイントは管理者(親)に相談せずやれるという点ですが、バレたあとのことは知りません。そもそもフツーの会社で勝手にAP立てていいワケありませんし、家族の間にだってまずはコミュニケーションがあって然るべきと思うんです、バツイチのアテクシが言うのもナンですが……。
いじょ。もちろん、見つかって怒られる前に撤去しましたが何か。別に4Gでつながるし!
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