キーボードはより自然で、打ちやすいレイアウトに
実用性という意味でもうひとつ注目したいのがキーレイアウトの改善。19mmピッチのフルサイズキーボードだが、まず右下の「<」「>」「/」「¥」といったキーまで均等で不自然さがない。次にストロークを約2.0mm確保しており、一般的なUltrabookより深くしっかりしている。さらにカーソルキーを一段落としてより入力しやすくしたり、16:10パネル採用によってゆとりの出た奥行きを生かして、縦方向のピッチも16mm確保している。確実に使いやすくなった印象だ。
バッテリーに関しては従来同様、SタイプとLタイプを用意しており、前者が4セル、後者が6セル。ただしLタイプでもバッテリーパック自体のサイズは変わらず、後部に張り出さない。バッテリー駆動時間はLタイプ使用時で約21時間(JEITA 2.0測定基準)。SタイプのSSDモデルでは約14.5時間となる。
Skylake世代で、20時間を超えるバッテリー駆動も
CPUについては、店頭モデルの場合、Core i7-6500U(2.5GHz)またはCore i5-6200U(2.3GHz)。Core i5モデルはシルバー、Core i7モデルはブラックの筐体となる。6000番台のCore iはプロセスルールが14nmにシュリンクし、かつGPU性能を改善している点が特徴。
軽量性と堅牢性の両立という観点では、ボンネット構造の見直しと内蔵する光学ドライブのカスタマイズが大きなポイント。より小型のRZ4と同じ薄さの天板としながら、より面積が広がっているため、たわみなどが生じやすくなるが、これを避けるために、SXシリーズでも採用していた偏肉に加え、ボンネットの中央部分をほんの少しだけ膨らませた「新ボンネット構造」としている。
また本体の薄型化とフットプリントの削減のために光学式ドライブの位置を変更。一般的なトレー式とするとしているが、ドライブモジュールの周囲にある覆いを取り去り、マザーボードと上下が互い違いに入る部分を設けることで、薄さを維持しつつ全体の面積を減らしている。また、発熱の少ない、低電圧版のCore iに変更したこともあり、CPUファンからヒートパイプを取り除けたという点も軽量化に結び付いたという。
ホイール周りをワンポイントで彩るカスタマイズも楽しい
店頭向けは合計4モデル構成だが、Core i5、SSD128GB、バッテリーパック(S)を搭載したモデルの重量が最も軽く約929g。逆にCore i7、SSD256GB、バッテリーパック(L)、SIMカードスロットを搭載した最上位モデルの重量は約1050gとなる。実売価格は税別で20~28万円程度になる。
これに加えて、パナソニックストアでの直販モデルも用意している。CPUは同等だが、最大16GBメモリー、1TB HDDまたは最大512GB SSD、ブルーレイディスクドライブなどの搭載が可能。また、比較的安価なCore i5モデルでもLTEを搭載できる点もポイントとなる。
また、カラー天板(合計5色)に加えて、ホイールパッドのカスタマイズにも対応。ディープネイビー、マルサラワインレッド、シルバーダイヤモンド、ジェットブラック、サファイヤブラックの5色が選べる(本体色やモデルによって選択可能なカラーに一部制限あり)など、デザイン面での新機軸も取り入れている。
レッツノート SZ5の主な仕様 | ||||
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型番 | CF-SZ5 YDKPR |
CF-SZ5 YDLQR |
CF-SZ5 ZDMQR |
CF-SZ5 ZFMQR |
CPU | Core i5-6200U(2.3GHz) | Core i7-6500U(2.5GHz) | ||
メモリー | 4GB | 8GB | ||
ストレージ | HDD:750GB | SSD:128GB | SSD:256GB | |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | |||
画面 | 12.1型(1920×1200ドット) | |||
バッテリー駆動時間 | 約11.5時間 | 約14.5時間 | 約21時間 | |
本体サイズ | 幅283.5×奥行き203.8×高さ25.4mm | |||
重量 | 約1.02㎏ | 約929g | 約1.025㎏ | 約1.05㎏ |
LTE | ー | ○ | ||
カラー | シルバー | ブラック | ||
OS | Windows 10 Home |
Windows 10 Pro |
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Office | プリイン | ー | プリイン | |
予想実売 (税別) |
約20.5万円 | 約20万円 | 約26万円 | 約28万円 |
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