週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

シャープがロボット型電話(!?)「RoBoHoN」を2016年に発売:CEATEC 2015

2015年10月06日 18時15分更新

 シャープは10月6日、幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2015」の出展概要説明会を開催。手軽に持ち運べるモバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン)」を2016年前半に発売すると発表した。

ロボット型電話「RoBoHoN(ロボホン)」

高さ19.5センチと手に収まるサイズ

背面にはケータイで見慣れたディスプレーが

「RoBoHoN」はシャープとロボットクリエイターの高橋智隆氏により共同開発された次世代の携帯情報通信端末。二足歩行可能なヒューマノイド型ロボットとしては小さくサイズは高さ約19.5センチ、重量約390g。LTEおよび3G通信に対応し、音声通話のほかメールやカメラ、液晶タッチパネルなど携帯電話の基本機能を搭載。

 さらに新開発のフォーカスフリーのレーザープロジェクターを内蔵しており、「RoBoHoN」が撮影した写真や映像、地図などを壁や机などに投影できる。

フォーカスフリーのプロジェクターを内蔵

「RoBoHoN」は音声対話で操作。同社が「ともだち家電」や「エモパー」の開発で蓄積した音声技術が採用されており、音声によってユーザーの思考や特徴を理解する。

 発表会にはロボットクリエイターの高橋智隆氏が登壇。ロボット型携帯を開発した経緯に関して「PCなどの機器はどんなに性能が良くても、四角い箱に話しかけるには抵抗がある。RoBoHoNがなぜロボット型かというと、話しかけやすいカタチだから」とコメント。従来のロボットは大型で家族の一員という位置付けだが、ポケットサイズのRoBoHoNは個々のユーザーが持ち歩くパーソナルロボットという位置付けの製品となる。

RoBoHoNを共同開発したロボットクリエイターの高梨智隆氏

シャープブースでRoBoHoNのデモを行なう高橋氏

 RoBoHoNは単なる技術展示ではなく2016年前半に発売を予定している。二足歩行可能でユーザーと音声会話しながら電話としても使えるロボット。スペックなどの詳細は後日発表される予定。RoBoHoNは10月7日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2015」シャープブースで体験できる。

「RoBoHoN」の主なスペック
メーカー シャープ
ディスプレー 2型液晶
画面解像度 240×320ドット
身長 約19.5cm
体重 約390g
CPU Snapdragon 400(MSM8926)
1.2GHz(クアッドコア)
通信方式 3G/LTE/Wi-Fi(11b/g/n)
基本機能 通話、メール、アプリ
検索、カメラ、プロジェクター
音声認識、顔認識、歩行、起き上がり
発売時期 2016年前半

「CEATEC JAPAN 2015」シャープブースには「RoBoHoN」のほか曲面型フリーフォームディスプレイ、4K放送対応の「AQUOS 4K RECORDER」、8Kディスプレーや8Kテレビなどさまざまな機器が出展される。

参考出展の「AQUOS 4K RECORDER」

8K解像度ディスプレー

ダイヤル型のフリーフォームディスプレーは初出展

こちらも初出展となる曲面型のフリーフォームディスプレー


■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります