安易な直訳は絶対しない。改善点は指摘してほしい
まつじゅん氏:正直に言いまして、日本のローカライズはあまり良い出来ではないと思いました。テキストを直訳したようにも思え、日本向けの雰囲気をつくるまでには至っていないと感じます。
チュー氏:率直な意見をありがとうございます。それを聞いて悲しくなりましたが、「直訳を避けよう」という方針もあり、その国ごとに合わせた要素を入れたり、たくさんのユーモアなど、もともとゲームに入っているエッセンスを損なわないように、翻訳したつもりでした。
具体的にこの言葉の選択がおかしいなど、どんどん指摘していただきたいと思います。ただ、理解していただきたいのは、決して安易に直訳したわけではなく、日本の要素を取り入れようと進めてきましたし、この姿勢は今後も変わらないことです。
APACチームで、こういったご意見の窓口を用意しますので、正式にオープンしたらお知らせします。
まつじゅん氏:リアルなカードでHearthstoneをつくることはありますか?
チュー氏:答えはノーです。まず、Hearthstoneはデジタルで遊ぶゲームであることを大前提にして始まったものです。カードゲームをデジタルな空間でどのようにしたら楽しめるかを考えました。エフェクトやボイス、マッチメイキングやアリーナなど。これこそがHearthstoneがHearthstoneたるゆえんです。これを物理的なカードで実現するのは無理があります。
まつじゅん氏:オフラインイベントが好きなのですが、“BlizzCon in Japan”を期待しています!
チュー氏:それはいいね! コミュニティーとのイベントと、自分が好きなことを他の人と楽しむ人たちが一同に会するのがBlizzConの醍醐味ですし、個人的にも、ディベロッパーもそういう人たちと直接話をするのが楽しいので、BlizzConのようなイベントもできればと思っています。
日本語化してもこれまでの“資産”は継続して利用可能
既存のユーザーは、日本語ローカライズされることで、自身のプレイ環境にはあるのか気になるだろう。いくつか追加で質問してみた。
Q:日本向けサーバーがあるわけではなく、単に日本語化されたのか。
チュー氏:サーバーには何も変わりがありません。世界中の人が好きな言語、好きなサーバーで遊べるということです。
Q:例えば、日本語化を選択したクライアント(アプリ)で、アメリカサーバーにも接続できる?
チュー氏:その通りです。
Q:プレイヤーがすでに入手したカードやコンテンツも、そのまま使える?
チュー氏:コレクション自体はサーバーにひも付いているので、言語を変えてもサーバーさえ同じなら使えます。
Q:10月中にローンチされる予定ですが、パソコン/モバイルで全て同じタイミング?
チュー氏:同時です。
Q:事前登録キャンペーンをしますが、既存のプレイヤーでも参加できる?
チュー氏:はい。事前登録のときに名前とメールを入力していただくと、ローンチのときにメールでカードバックのコードを送ります。ローカライズはお祝いですので、新規プレイヤーの獲得ためだけでなく、既存プレイヤーの方も参加していただきたいと思います。
Q:事前登録の特典はどのサーバーでプレイしてるユーザーでも参加できる?
チュー氏:アジアサーバーでのプレイヤーのみとなります。
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