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金融スタートアップ20社が集結 FinTech協会が発足

2015年10月01日 17時22分更新

 金融スタートアップ企業20社や関連企業、団体が集まり、“一般社団法人FinTech協会”が2015年10月1日に発足した。FinTechとはファインナスとテクノロジーを合わせた造語。現在、国外の金融業界ではサービスの強化にスタートアップ企業との協業や新しいテクノロジーによる新サービスの動きが大きくなっており、国内でもFintech分野のさらなる強化のため、同協会は既存の金融機関などさまざまな関連企業、団体の活動を支援する。

 具体的には金融庁、経済産業省、財務省などの関係省庁、全国銀行協会などの関係団体への働きかけ。ビジネス機会創出のための各種活動、FinTech Meetupといったネットワークイベントの開催、情報発信などの活動を行なうとしている。

 代表理事にはメリービズの工藤博樹代表取締役、インフキュリオン・グループの丸山弘毅取締役が務める。そのほか理事にはマネーツリー、ペイオニア・ジャパン、森・濱田松本法律事務所、boku、お金のデザイン、Kyash、クラウドキャストのFintechスタートアップなどが名を連ねる。

 発足の会見には日本IBMからクラウド事業統括のエクマン・ラスムスクラウドアドバイザーが参加し、国内外のFintechの現状を説明した。

 Fintechスタートアップ企業は大手金融企業から、今までは敵と見られ、攻められていると思う銀行が多かった。最近は変化し、味方として付き合っていこうという動きが強まってきていると説明する。さらに今後の展開としては、APIの開放による新しいサービスの展開や、業界全体のエコシステムの発展など、新しい波が来ると予測していた。海外に比べ、数年の遅れがあるという、国内Fintechに対してもこの波に乗れるよう、スタートアップ、大手金融を両面から支援を行なっていくとしていた。


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