事前予約の徹底で、行列は解消気味
新型iPhoneの発売日は例年、各キャリアが自社の旗艦店で発売セレモニーを実施。2年前からiPhoneを取り扱うドコモも、ドコモショップ丸の内店に併設されたドコモラウンジで例年セレモニーを実施しています。
数年前まではiPhoneの発売時は、数日前(早い人で1週間以上も前から)キャリアショップやApple Storeに夜通し並ぶ人も多く、行列の長さで注目度が伝わってきていました。
しかし、昨年からは事前予約をした人が基本的に対象となっているため、どの販売店でも長蛇の列は見当たらず、天候の影響もあってか少し落ち着いた雰囲気が流れていました。同社加藤薰社長曰く「毎年、寒かったり暑かったりという時期で、お客様にはなるべく迷惑がかからないように、今年も予約をしっかり受け付けた。発売日が1週間後に遅れたぶん顕著に表れていると思う」と語っていました。
iPhone 6s/6s Plusで使えるPREMIUM 4Gの速さと快適さをアピール
7時35分、ドコモラウンジ屋内にてセレモニーがスタート。ドコモが推すのは、やはり下り最大262.5Mbpsの「PREMIUM 4G」。同社の2015年夏モデルにはすでに220MbpsのPREMIUM 4Gが提供されてきましたが、今回iPhone 6sおよび6s Plusは2GHz+1.7GHzのCAに対応していることにより、国内最速のアドバンテージのあるネットワークを実現しています。
カウントダウン前のデモでは、4K解像度のYouTube動画を通常のLTE、PREMIUM 4Gそれぞれでストリーミングしたときの読み込みの速さを比較。さらに、3画面同時の4K動画ストリーミングを実行し、速さと快適さをアピールしました。
もちろん開始当初は、現状多くのトラフィックの発生しているポイントが中心となるため、どこでも最大262.5Mbpsの環境が享受できるわけではありませんが、より高速に効率よくネットワークーを活用することにより、iPhone 6s/6s Plus以外の既存ユーザーにも間接的な影響があるとしています。
また、ゲストとして現在ドコモのCMに出演するタレント・高畑充希さんが登場。カウントダウンイベントへの参加は初めてと言うことで少し緊張している面持ちでしたが、動画を早くダウンロードできることや、iPhone 6sシリーズから追加された新色「ローズゴールド」に興味を向けていました。
さらに、今回はとことん回線の快適さをアピールするため、名古屋にあるdocomo Smartphone Lounge -Nagoya-ともリアルタイム中継を実施。名古屋会場には、同社の東海支社長をつとめる入江恵氏、ゲストでSKE48の須田亜香里さん、磯原杏華さんがかけつけました。
今回は中継機材のほかにどちらの会場にも大きいiPhoneをイメージしたデジタルサイネージ「ハイタッチマシーン」を用意。東京会場にいた購入者の方は加藤社長、高畑さんとリアルにハイタッチするほか、ハイタッチマシーンの液晶越しに須田さんと手を合わせることができました。
iPhone 6sシリーズが過去最高の予約数であることや
新型フィーチャーフォンの発表を明言
セレモニー後の囲み取材では、料金プランに関する質問が多数発生。安倍総理や総務省から指摘・提言のあった料金に関する今後の進展については「お客様のニーズを見極めて対応していく」(加藤社長)とのこと。
また、ドコモのiPhone 6s/6s Plusの予約数については具体的な数値は明言しなかったものの、昨年と比較して2割程度増えていることを発表。「端末性能もどんどん上がり、楽しみにしている人が増えているのではないか」(同)。
加えて、iPhone 6s/6s Plusがフィーチャーフォンからの乗り換えなども期待できるか?という質問に対しては、「モチロン期待したいが、30日の発表会では新しいモデルも出す予定。2台持ちをするユーザーも増えているので、自身にとって最適な組み合わせを選んで欲しい」としていました。
どのキャリアも現状ではまだ予約していた人全員には行き渡っていないようですが、順次配送されているほか、量販店では容量やカラバリによっては在庫があるようなので、急いでゲットしたい方は実店舗などでの情報収集を欠かさずにしておきたいところです。
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