今月17日より開催している東京ゲームショウ2015において、スクウェア・エニックスブースでは『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』、『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』、『スターオーシャン5』の3タイトルの体験プレイが可能となっている。
想像以上のボリュームで自由自在に創造を
3タイトルの中でもオススメなのが『ドラゴンクエスト ビルダーズ』だ。初の体験プレイが可能ということと、ドラクエシリーズでは初となるサンドボックスRPGというジャンルになったということから気になる人も多いのではないだろうか。サンドボックスでクリエイティブ性の高いゲームと言えば『マインクラフト』を思い出し、どことなく似ている雰囲気…とプレイ前は思っていたのだが、いざ遊んでみると驚くことばかり。
プレイ開始はメルキドからスタートした。いわゆるチュートリアル的な感じで設計図などを元にゲームの‟いろは”を学べる。プレイしてみて思ったのがかなりサクサクでテンポ良く進むということ。先日のSCEのカンファレンスにて堀井雄二氏が「とにかく遊びやすいゲームを目指した」と言っていたがまさにそのとおりだった。プレイにおける操作やシステムはすぐに覚えられる。正直メルキドからフィールドに飛び出した時点で「俺は新世界の神になる」レベルで動き回れるのだ。
ところどころでドラクエらしさが垣間見れるというのもさすがだなと思ったポイント。寝床で寝ればプレイヤー自身のHPが回復するシステムなようだ。ゆうべはおたのしみでしたね。
もちろんモンスターとの戦闘もある。今作はコマンド式ではなく、アクションだ。“どうのつるぎ”などのお馴染みの武器を装備してモンスターに攻撃。スライムやドラキー、キメラなどといった『ドラゴンクエスト』(初代)に登場するモンスターが出現する。なんでも、ビルダーズにおける戦闘ではひたすら攻撃するということだけでなく、罠を使ってモンスターと戦うこともできるようだ。サンドボックスならではの要素で、罠までも自分でつくるらしい。
また、ドラクエでは大きな山(正確には崖だったかも)はとおれない・登れないというのが通説だったが、今作はそんなことは気にしない。登れないなら登れるようにするだけなのだ。足場を自分で組み立てて登っていく。まさにフリーダム。行けない場所は無いのではないかと思えるほど自由度が高い。
フィールドでの探索がおもしろすぎてあっという間にプレイ時間が終了してしまった。メルキドの街を出た瞬間に世界が広がった。と、言うかこのゲームは自由度が高すぎる。それに加え世界が広すぎる。おそらく筆者はメルキドを出てからそこまで遠出をしていない。付近の山で遊んでいた。野山を駆け巡っていた、そんな感じだ。
「実際、ドラクエ版マインクラフトなんでしょ?」と思っている方にこそ遊んでもらいたい。ドラクエの世界がどんどん広がり、自分で創造していく快感はたまらない。時間が許す限りずーっとプレイしていられそうだ。「ゆうべはおたのしみでしたね」どころじゃない。
来年1月28日に発売予定となっており、またひとつ楽しみなゲームが増えてしまった。
(次ページでは「FF14、SO5、そして物販ブースを紹介」)
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