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MSIが東京ゲームショウで水冷VGAとSkylake搭載ノートを発表

2015年09月18日 10時00分更新

 MSIは17日、東京ゲームショウで新製品発表会を実施。水冷クーラー搭載のGeForce GTX 980 Tiと、Skylake搭載ノートPCを発表した。

MSIが東京ゲームショウで新製品発表会を実施

東京ゲームショウで初公開!
水冷標準装備のGeForce GTX 980 Ti

 「GTX 980Ti SEA HAWK」は、GPUの水冷ユニットと、メモリーとVRMの空冷ユニットを搭載したツイン冷却ユニットのビデオカード。GPUはGeForce GTX 980 Tiで、ベースクロックは1190MHz、ブーストクロックは1291MHzにオーバークロックされている(リファレンスは1000MHz/1075MHz)。発売日と価格は未定だ。

GeForce GTX 980 Ti搭載の「GTX 980Ti SEA HAWK」。水冷ユニットはCorsair製「Hydro H55」を採用している

リファレンスのGeForce GTX 980 Tiと比べて、30%冷却性能が向上し、30%静音化。さらにコアクロックも20%上昇しているという

数量限定のGolden Editionに
GeForce GTX 980 Tiモデルが追加

 MSIの人気VGAクーラー「Twin Frozr V」を全銅製にした、数量限定のGeForce GTX 980 Ti搭載ビデオカード。昨年、GeForce GTX 970を搭載した限定モデル「GTX 970 GAMING 4G Golden Edition」が登場して話題となったが、これはそのGTX 980 Tiバージョンとなる。

会場でこっそり見せてくれた「GTX 980 Ti GAMING 4G Golden Edition」。10月発売予定で価格は未定

Skylake搭載ゲーミングノート

 ゲーミングノートの新製品は2製品。まずは“Skylake”こと「Core i7-6700HQ」を搭載した17インチゲーミングノートPC「GS40 6QE Phamtom」だ。GPUは「GeForce GTX 970M」で、SSD+HDDのツインドライブを搭載する。サイズは345×245×22.8mmで、重量は1.6Kg。製品には「Final Fantasy零式 HD」が付属する。10月~11月発売予定で、予価は20万円前後。

Core i7-6700HQとGeForce GTX 970Mを搭載したゲーミングノートPC「GS40 6QE Phamtom」

USB 3.1 Type-C、5V 3A供給、Mini DisplayPort接続の機能を持った「Super Port」を採用するのが特徴だ

 もう1製品は、17インチゲーミングノートPC「GT72S 6QE Dominator Pro G」。CPUは“Skylake”こと「Core i7-6700HQ」、GPUは「GeForce GTX 980M」で、NVIDIAのディスプレー同期技術G-Syncに対応する。サイズは428×294×48mm、重量は3.78Kg。10月発売予定で、価格は未定。

Core i7-6700HQとGeForce GTX 980Mを搭載したゲーミングノートPC「GT72S 6QE Dominator Pro G」

キーボードをライトアップする「シルバーライニングプリント」機能を搭載。キー側面を透明にしたことで、従来のキーボードよりも鮮やかに発光する

 これらゲーミングノートに共通する、特筆すべき機能は以下のとおり。

ネットワークはKiller製で、有線LANと無線LANの2回線を同時に使用して多くの帯域を確保するKiller DubleShot Proに対応する

デジタルLAN変圧器「Killer Shield」を搭載することで、ゲームのジッタ(映像の乱れ)を改善し、遅延も防ぐ

PCI Express Gen3の2つのSSDをRAID 0構成にすることで最大3.3GB/秒の転送速度を実現する「Super RAID 4」機能を実装する

USB 3.1 Type-C、5V 3A供給、Mini DisplayPort接続の機能を持った「Super Port」を装備

sRGB 約100%の色域をほこるTrue Colorテクノロジーを搭載。液晶ディスプレーは出荷全数で表示色の検査とキャリブレーションを実施。どの製品でも同じ色を再現できる

Skylakeと新アーキテクチャーのQuadroを搭載する
ワークステーションノート

 “Skylale”こと第6世代のCore i7およびXeonと、まもなく登場予定の新アーキテクチャーのQuadroを搭載するワークステーション向けノートも発表された。

 ラインナップは、高性能モデルの「WT72 6Qx」と、薄型軽量モデルの「WS60 6Qx」の2タイプ。11月発売予定で価格は未定。なおWS60は、企業向けに減価償却を気にしないで済むモデルも発売を検討中とのこと。

第6世代のCore i7およびXeonと、まもなく登場予定の新アーキテクチャーのQuadroを搭載するワークステーション向けノート

写真は現行モデルの「WT72 20K」だが、「WT72 6Q」になっても筐体は変わらないとのこと

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