人気コミック『よつばと!』のキャラクター、ダンボーをあしらったスマートフォン向けのモバイルバッテリー「cheero Power Plus」が売れている。発売2年、シリーズ製品はつねにAmazon人気ランキング上位に並ぶ。
開発元ティ・アール・エイの東享代表は現在なんと67歳。cheeroブランドの設立は2011年だが、ティ・アール・エイは1983年創業、大阪の中小メーカーだ。「われわれには現場で鍛えたノウハウがありますから」と東代表は胸を張る。
たかがコラボ商品とあなどることなかれ。ヒットの源には、バッテリーの技術と品質に徹底的にこだわる技術屋の魂が隠れている。
2年半で80万個は売っている
──いまダンボーバッテリーってどれくらい売れてます?
どのくらいかなあ。ダンボーバッテリーが全体の4割ぐらい。小さいやつから大きなやつまで全部入れると過去2年半の間に80万個は超えてると思います。
──もちろんダンボーの人気はあると思いますが、ここまで大ヒットしている理由はどこにあると思いますか?
モバイルバッテリーの市場が拡大しようとしていた時期と重なり、Amazonさんが興味を示してくれたんですよ。お店だとAppBank さんを初めいろいろな方々がダンボーバッテリーを売っていただいたことで、大ヒットにつながった。なにより、よつばスタジオさんが大事にダンボーを育てていたのが大きいと思いますけど。
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