モイはライブ配信サービス“ツイキャス”において、総配信回数が2億回を突破したと発表した。2015年4月にユーザーが1000万人を突破、2014年9月に4年間で配信1億回を超えたところから1年で倍増して、国内最大級のライブ配信サービスに成長した。
この1年間の伸びの背景には、キャリアの速度制限下でも通信できるモードの追加などのシステム面と、女性が癒しを求めて配信を聞く“イケボ(イケメンボイス)”と呼ばれる配信や、モデルがメイクやヘアメイクの様子を配信する“メイクキャス”が人気となっている利用面が上げられる。
特にイケボは人気のキャス主(ユーザー)がユニットを組んで、イベントを開催したところチケットは秒殺。1000人規模のファンが集まったという。まるで初期ニコニコ動画のニコニコ大会議をほうふつとさせる現象だ。人気ユーザーが壇上に上がりパフォーマンス、その後のイベントが盛り上がっていったような独自のユーザー文化がツイキャスにも生まれているようだ。
さらにツイキャスはさらなる利用者向上のため、2015年10月にPCを利用した配信では外部ツールの利用に対応する。これにより世界的に人気が高まっているゲーム実況配信を強化する。今でもゲーム配信は人気のコンテンツとなっているが、配信ツールを利用できないことからユーザーにとってハードルの高い状況にあった。対応サービスや利用方法などは、10月のローンチ時に公表される予定だ。合わせて、人気配信ゲーム実況番組をピックアップする“ゲームチャンネル”も新たに設置する。
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ツイキャス
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