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【決定版】iPhone 6sの料金・端末価格を徹底分析 どこがオトク?

2015年09月13日 09時30分更新

 ここからは各キャリアのユーザーごとに、iPhoneからiPhoneに機種変更するか、他キャリアにMNPで移行するかで、どう料金が変わるか、どんなキャンペーンが適用されるかを見ていく。過去に端末を割賦購入した場合などはその残金もあるが、ここでは純粋に月額料金だけを取り上げる。

新プランが前提のドコモ
家族間のデータ分け合いなどを活用したい

 まずはドコモユーザーの例。ドコモで旧プランを使っているAndroid/iPhoneユーザーが、iPhone 6sに機種変更した場合の料金を紹介する。

(税抜) ドコモの
Androidユーザー
ドコモの
iPhoneユーザー
ドコモ→ドコモで
iPhone 6sに機種変更
基本使用料 タイプXi にねん タイプXi にねん カケホーダイライトプラン カケホーダイプラン
743円 743円 1700円 2700円
ISP料金 spモード
300円
パケット
定額
Xiパケ・ホーダイ フラット/ライト
(月7GB/3GB)
Xiパケ・ホーダイ for iPhone(月7GB) データMパック
(月5GB※)
5700円/4700円 5200円 5000円
合計 6743/5743円 6243円 7000円 8000円
通話定額 ×(ドコモ宛定額はオプション) 1回5分まで定額 国内通話定額
その他コストなど     2000円(事務手数料)、
旧iPhoneの下取り

※:最大13ヵ月間、1GBの通信量がボーナスされる

 ドコモ→ドコモで機種変更した場合、旧プランのままでは「月々サポート」が適用されないため、新プランへの移行が現実的。昨年iPhone 6に機種変更するなどして、すでに新プランに移行しているユーザーの場合は、当然ながら料金に変更はない。

(税抜) ドコモ「カケホーダイ&パケあえる」
基本プラン 2700円 カケホーダイプラン
1700円 カケホーダイプランライト
ISP料金 300円 spモード
データ定額 2GB 3500円 データSパック
5GB 5000円 データMパック
8GB 6700円 データLパック
10GB 9500円 シェアパック10
15GB 1万2500円 シェアパック15
20GB 1万6000円 シェアパック20
30GB 2万2500円 シェアパック30

 また、1ページ目でも紹介したようにドコモは家族で通信量のシェアが可能。auと同様に1回5分までの国内通話定額の「カケホーダイプランライト」が追加されたが、「データMパック」または「シェアパック15」以上との組み合わせが必要だ。

 ただ25歳以下のユーザーには、基本使用料が月500円割引&通信量1GBボーナスの「U25応援割」などもある。家族で料金を設計して、うまく節約したい。

ドコモ→ドコモの機種変更でも
それまで使っていたiPhoneの下取りがある

 今年も同じキャリアで機種変更を行なうユーザーに対し、旧iPhoneを下取りするキャンペーンも展開されている。特にドコモはiPhone 5s/5cユーザーに対し、「ゼロから機種変キャンペーン」と題したキャンペーンを展開中である。

ドコモ→ドコモ機種変更時の旧iPhone下取り価格
  iPhone 6 iPhone 6 Plus
16GBモデル 3万240円相当 3万3480円相当
64GBモデル 3万2400円相当 3万5640円相当
128GBモデル 3万4560円相当 3万7800円相当
  iPhone 5c iPhone 5s
全モデル 5400円相当
+2万520円分割引増額
=2万5920円相当
9720円相当
+1万6200円分割引増額
=2万5920円相当

 iPhoneの下取りは、購入時に店頭で申し込むことで、端末代金に充当できるほか、あとから郵送で下取りを申し込むことも可能(郵送での下取りは減額あり)。なお、iPhone 5s/5cの下取りについては、半額以上が月々サポートによる全24回の割引増額で還元される。つまりしっかり2年間使い切らないと、全額受け取れないので注意が必要だ。

他キャリアにMNPでは
各キャリアとも割引や旧端末の下取りを展開

 新プラン2種類のドコモに対し、au/ソフトバンクは旧プランを含めた3つから選択が可能だ。

(税抜) auのiPhone 6sにMNP SBのiPhone 6sにMNP
旧プラン 新プラン 旧プラン 新プラン
基本使用料 LTEプラン 電話カケ放題S 電話カケ放題 ホワイトプラン(i) 通話し放題ライト 通話し放題
0円(1年) 1700円 2700円 0円(1年) 1700円 2700円
ISP料金 LTE NET S!ベーシックパック(i)
300円 300円
データ
定額
LTEフラット
(7GB※)
データ定額5
(5GB※)
パケットし放題フラット(7GB※) データ定額パック 標準(5GB※)
5700円 4200円(1年)
/5000円
5700円 4200円(1年)
/5000円
合計 6000円
(1年)
/6934円
6200円
(1年)
/7000円
7200円
(1年)
/8000円
6000円
(1年)
/6934円
6200円
(1年)
/7000円
7200円
(1年)
/8000円
通話定額 1~21時のau宛通話 1回5分まで定額 国内通話定額 1~21時のSB宛通話 1回5分まで定額 国内通話定額
その他コストなど 5000円(転出手数料+新規手数料)または1万4500円(解除料必要時)
旧端末の下取り 旧端末の下取り

※:最大13ヵ月間、1GBの通信量がボーナスされる

 auやソフトバンクにMNPした場合には、「auにかえる割 スーパー」「のりかえ割」が適用される。

 内容はほぼ同等で、旧プランで契約した場合は基本使用料相当(月934円)の1年間割引。新プランで契約した場合は、データ契約が5GBでは月800円、10GB以上(auは8GB以上)では月1700円がやはり1年間割引される。

 それにプラスして、両キャリアともMNPで転入すると、それまで使っていた元のキャリアの旧端末を下取りするサービスも展開されている。

auにMNP時の旧端末の下取り価格
  iPhone 6 iPhone 6 Plus
16GBモデル 2万2680円 2万4840円
64GBモデル 2万3760円 2万5920円
128GBモデル 2万4840円 2万7000円
  iPhone 4S iPhone 5 iPhone 5c iPhone 5s
16GBモデル 1万2960円 2万520円 1万6200円 2万520円
32GBモデル 1万4040円 2万1600円 1万7280円 2万1600円
64GBモデル 1万5120円 2万2680円 2万2680円
iPhone 4/3GS/3G、Android、フィーチャーフォン 1万800円
ソフトバンクにMNP時の旧端末の下取り価格
  iPhone 6 iPhone 6 Plus
16GBモデル 2万2680円 2万4840円
64GBモデル 2万3760円 2万5920円
128GBモデル 2万4840円 2万7000円
  iPhone 4S iPhone 5 iPhone 5c iPhone 5s
16GBモデル 1万3560円 2万520円 1万6080円 2万520円
32GBモデル 1万4520円 2万1600円 1万7040円 2万1600円
64GBモデル 1万5600円 2万2560円 2万2560円
iPhone 4/3GS/3G、Android、フィーチャーフォン 1万800円

 上の表からもわかるように、auとソフトバンクとでは下取り金額自体はほぼ同じ。下取りの代金は、auは端末購入代金に充当できるのに対し、ソフトバンクは24ヵ月間での通信料金の割引となっている。すべての割引の適用には2年間使い続ける必要があるソフトバンクより、auの方が若干有利と言える。

 また、iPhone 6/iPhone 6 Plusの場合は、量販店や中古専門店での買取価格の方が高いケースもある。キャリアによる買取は正常に動作すれば、付属品などが無くても下取りしてくれるなど、手間が少ない部分もあるので、状況に応じて選択したい。

MNPには手数料が合わせて5000円(6000円)必要
2年契約の途中なら解除料も必要

 なお、MNPでキャリアを移行する際には、MNPでの転出と新規契約の手数料を合わせて、5000円が必要(ソフトバンクだけはMNP転出手数料が1000円高い)。さらに2年契約の更新月以外の解約には解除料として通常9500円がかかる。これは3キャリアのどの組み合わせでも同じだ。


(次ページでは、「現在au版のiPhoneユーザーの場合」)

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