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新iPhoneはネットワークで選ぶ!? 3キャリアのLTE Advanced対応に注目

2015年09月08日 16時00分更新

ソフトバンクは下り最大187.5MbpsのCAを順次拡大

 最後にソフトバンクは、CAを使った下り最大187.5Mbpsの4G LTEネットワークを展開。ただし、対応機種は2015年夏スマホ3機種とルーター1機種で、対応エリアも順次拡大中と、現状では他2社と比べて積極的なPRは行なっていないのが現状です。

 また、iPhone 6/6 Plusに関してもSoftBank 4G LTE(FD-LTE方式)接続時では下り最大112.5Mbps、SoftBank 4G(TD-LTE方式)接続時では下り最大110Mbpsとしています。

ソフトバンクは4G LTEと4Gまとめて「Hybrid 4G LTE」と呼んでいる。下り最大187.5MbpsのCAは、まだ限られた地域でしか提供していないと思われる

 最高通信速度だけ見てしまうと遅れをとっているソフトバンクですが、2015年夏モデルの製品発表会では、つながりやさに特徴があるプラチナバンド(900MHz)を活用したLTEのエリアの拡大を明言しています。新iPhoneでもこの点をさらにプッシュしてくる可能性があります。

5月の新製品発表会の様子。10月までには都市部以外でもLTEがつながりやすくなるように改善していくようだ

下り最大300Mbpsがキーワード?
ネットワークの強化合戦にも注目!

 以上のように現状3キャリアは、最新夏モデルのAndroid端末に対して最新の通信環境を提供中で、例年の流れを考えると新型iPhoneでも利用できるようになるのはほぼ確実と言えます。

 さらに、3キャリアとも毎年iPhone発売直前にはネットワークに関する説明会を開催して、自社の回線でいかにiPhoneを快適に使えるかをアピールするのが通例となっています。

たとえば、ドコモはすでに2015年度内にPREMIUM 4Gをさらに高速化させ、下り最大300Mbpsのネットワークの提供を予告している

 iPhoneを含めスマホは高性能化が進んでおり、4K映像や高度なゲームなど、扱うコンテンツのデータ量や通信する量も年々増えています。よりストレスなく最新のコンテンツを楽しむためにも、各キャリアの通信技術に関する今後の動向もぜひチェックしてみましょう。もちろん各社の発表内容については、アスキーが全力でレポート予定です! お楽しみに。


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