週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

アスキー的パソコン大解剖 ― 第84回

家族で使うパソコン自作のススメ-倶楽部情報局

2020年03月09日 18時00分更新

 アスキーの会員サービスASCII倶楽部では、会員の方だけが読めるさまざまな連載や特集が毎日更新中。

 本日は、ASCII倶楽部の人気記事「家族で使うパソコン自作のススメ」を紹介します。


 プログラミング教育必修化に伴い、我が子や親戚の子どもにPCを与えるという機会が増えつつある。大人としては子供にパソコンを持たせるか、持たせるとしたらどんなパソコンが良いのか、予算は? と悩みが尽きない。

Core iシリーズを搭載しつつ、手のひらサイズを実現する超小型パソコンの「NUC」

 そこで提案したいのが、組み立てが知育にもなる自作パソコンだ。子供用のパソコンには、家のどこでも使えるノートパソコンもいいが、ノートパソコンは部屋に持っていって籠もってしまいがち。子供が使うことを想定すると、パソコンで何をしているのかわからないのは、親としては微妙だ。その点、据え置き型のデスクトップパソコンなら、まず目の届きやすいリビングに設置しておき、高学年になったら子供部屋に持っていくということもできる。

 さらに、ノートパソコンはキーボードにジュースをこぼして壊れてしまった、落として液晶ディスプレーにヒビが入ってしまったなど、子供が扱うには耐久面に一抹の不安があるが、デスクトップパソコンなら部分的な買い替えや修理でリカバリーできるのがあメリットとなる。

 本特集では、大人も2台目としてほしくなる超小型NUCや比較的コンパクトな自作レシピに焦点を当てて紹介していこう。

イチオシは10万円アンダーでそろう超小型な「NUC」

 そんなデスクトップパソコンのなかでイチオシなのが、リビングにもサクッと置けるコンパクトなパソコンや、ロボット教材よりも簡単に組み立てられるうえ、パソコンの仕組みを学べる小型ベアボーンになる。

 なかでも、112(W)×117(D)×51(H)mmの手のひらサイズを実現する超小型ベアボーンのインテル「NUC」シリーズは、プログラミング教材ソフトウェアの動作に不安がないインテル製CPUのCore i3/i5/i7を採用しているほか、高速なNVMe M.2 SSDや、外付けでビデオカード(eGPU)を接続できる最大40Gbpsの高速転送を実現する「Thunderbolt 3」(USB3.1 Gen2互換)に対応と魅力ある要素を満載している。

手ごろな価格で組めるCore i3搭載モデルの「BOXNUC8i3BEH」。高速なインターフェースの「Thunderbolt 3」(USB3.1 Gen2互換)対応と、小型でも拡張性は高い

 2コア/4スレッドの「Core i3-8109U」搭載の「BOXNUC8i3BEH」なら、ベアボーン本体は3万8000円前後で購入可能なので、NUCキットで別途用意する必要のあるメモリー(DDR4 SODIMM)とストレージ(2.5インチ、またはM.2)、Windows 10に、フルHD液晶ディスプレーやキーボード、マウスと、環境をひと通りそろえても10万円アンダーに収まる。

 パフォーマンス面も十分で、パソコンの総合性能を計る「PCMark 10」は、基本性能を示す「Essentials」が7757、ビジネスアプリの性能を示す「Productivity」が5914、コンテンツ制作の性能を示す「Digital Content Creation」が2910と、日常使いや軽い写真の編集を快適に行なえるスコアーを記録している。

2基のフロントUSBポートのうち1基は、電源オフの状態でもスマホなどの充電が可能だ

液晶テレビと連動して電源が入るHDMI CDC対応ポートや、USB3.1 Gen2としても使用できるThunderbolt 3ポートを装備する

NUCは裏ぶたを外すだけでメモリースロットなどにアクセスできるのが魅力だ

裏ぶたに2.5インチSSD/HDDを取り付けできるようになっている

メモリーはDDR4-SODIMMに対応。ノートパソコンと同じように簡単に固定できる

2コア/4スレッドの「Core i3-8109U」を搭載。3GHzオーバーの動作クロックでサクサク使える

「BOXNUC8i3BEH」に250GB SSDと4GBメモリーを搭載した際の「PCMark 10」のスコアー

Core i3なら日常用途だけでなく、写真の加工編集なども快適に行なえる

GPUにはハードウェア再生支援機能を内蔵。4K動画や、YouTube動画などをスムーズに再生できる

どれもカンタン!
注目のコンパクトベアボーン

 NUC以外にもコンパクトなパソコン&ベアボーンは豊富で、格安系ノートパソコンと同じようにローエンドCPUのCeleronやPentiumを搭載した低コストモデルも充実している。

 ただし、CeleronなどのローエンドCPUでも表計算や文書作成、プログラミング教育などを問題なく行なえるが、モッサリした動作になることがある。

 このパソコンは、そんなものと納得できる大人ならいざ知らず、小さい頃からスマホなどに触れ、快適な動作に慣れている子供が、動作のもたつきを感じてしまうと、せっかく購入しても自宅のパソコンをあまり使わなくなってしまう可能性もある点は、忘れずに覚えておきたいところだ。

4コア/8スレッドのCore i5採用NUC
BOXNUC8i5BEH

●メーカー:インテル
●実売価格:4万9000円前後

8スレッドのCore i5を搭載するインテル「NUC」

 「BOXNUC8i3BEH」のCPU違いで、4コア/8スレッド、最大3.8GHz動作の「Core i5-8259U」を搭載する。写真や動画編集など、家族みんなで使える小型&高性能の一台を自作できる。

AMD Ryzen搭載の超小型ベアボーン
4X4 BOX-V1000M/JP

●メーカー:ASRock
●実売価格:4万6000円前後

NUCクラスの超小型パソコンを組めるAMD「Ryzen Embedded」搭載ベアボーン

 AMDの省電力SoCを使うことで、超小型化を実現。CPUに4コア/8スレッド、最大3.6GHzの「Ryzen Embedded V1605B」を採用する。メモリーとストレージを取り付ければ完成なのはNUCと同じで、高さはやや厚い67.3cmとなる。

OS込み3万円台の格安パソコン
LIVAZ2-4/64-W10(N5000)S

●メーカー:ECS
●実売価格:3万3000円前後

ローエンドCPUを採用する格安の小型デスクトップパソコン

 4コア/4スレッド、最大2.7GHz動作CPUのPentiumや、4GBメモリー、64GB eMMCを搭載した完成品。ソフトウェアの導入などに制限がある高セキュリティーな"Sモード"のWindows Homeが導入されている。サイズは132(W)×118(D)×56.4(H)mmとNUCより横長。

リビングにオススメなBD内蔵の小型パソコン
VivoMini VC65-C1

●メーカー:ASUS
●実売価格:6万2727円前後

UHD BD対応ドライブや、マルチディスプレイ出力など、小型ボディに機能を満載

 197.5(W)×196.3(D)×61.9(H)mmと4製品の中では大型なボディに、美麗な4Kで映画などを楽しめるUHD対応BDドライブや、4コアのCore i3 CPUなどを搭載した完成品パソコン。ワイヤレスキーボード、マウスも付属する。


 続きは「家族で使うパソコン自作のススメ」でお楽しみください。

 なお、こちらの記事の続きを読めるのはASCII倶楽部会員の方限定です。

 ASCII倶楽部には、今回紹介した記事だけでなく、PCやスマホ、カメラ、テレビ、オーディオなどの会員だけが読める連載が更新されております! さらに、週刊アスキー 電子版の最新号から過去4年ぶん以上のバックナンバーが読み放題となっております。

会員制読み放題サービス
ASCII倶楽部(アスキークラブ)

■利用料金
月額 税込1080円
※毎月1日~末日までの利用料金として

■支払方法等
●クレジットカード
* VISAカード/MasterCard/アメリカン・エキスプレスカード/JCBカード
●auかんたん決済
●ドコモケータイ払い
●Amazon アカウント
※auかんたん決済、ドコモケータイ払いを選択された方は、3日間無料キャンペーンをご利用いただけません。 ※ご利用になる決済機関によって決済時期及び決済方法が異なります。
それぞれの決済機関が定める利用規約等をご確認ください。

■提供時期
月額利用料金の支払い後、すぐに利用可能。

■推奨環境 <端末・ブラウザ>
【PC】
・OS
Windows 7 以上 , Mac OS X 10.10以上
・ブラウザ
(Windows)Internet Explorer 11※Edgeは除く , Google Chrome最新版 , Firefox最新版
(Mac)Safari最新版

【スマートフォン】
・OS
iOS 8 以上 , Android 4.x以上
・ブラウザ
(iOS)Safari
(Android)Google Chrome

URL ASCII倶楽部

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう