2020年02月10日16時00分

あなたが神か パナソニック、ちらかった部屋でも使えるロボット掃除機

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 パナソニックが2月10日、全方位型レーザーセンサーを搭載してちらかった部屋も掃除できるロボット掃除機「ルーロ(RULO)」を発表。片づけが無理でロボット掃除機を買っていなかった人にとってはパナが救世主になりそうです。

ロボット掃除機
RULO MC-RSF1000
3月下旬発売
想定価格15万円前後+税
パナソニック

https://panasonic.jp/soji/products/rulo.html

 大きな円形のレーザーセンサーで、従来よりすばやく正確に空間を認識できるのが最大の進化。本体を持ち上げ2.5cmまでの段差を乗り越える「アクティブリフト」機能、人の足を認識して後をついてくる「オトモ」機能、スマートスピーカーを通じた音声操作機能などが新搭載です。

●障害物をよけてゴミを吸う

 掃除を始めると本体前方から半径8メートル範囲にレーザーを照射して、部屋をマップ化。部屋の間取りをつかみながら、家具などの障害物を認識していきます。

 「レーザー・超音波・赤外線」という3種のセンサーで部屋の間取りや障害物を認識する仕組みは従来も備えていましたが、前機種はレーザーが前方110度にしか照射されていなかったため左右に死角があり、カーブするときぶつかることがありました。新製品は照射範囲が全方位になったことで、よりぶつかりにくくなっています。

 レーザー効果でイスの脚のように約2cmまでの細い障害物も認識して、ぶつからないギリギリのところまで掃除が可能です。発表会場のデモでは、本、積み木、洗濯物、サッカーボールなどの障害物を器用によけて、隙間のゴミだけ吸っていました。

 比較として隣のブロックで動かされたカメラセンサー搭載のロボット掃除機は見事すべての障害物をなぎ倒しながらゴミを吸っていて、差は瞭然でした。

●ごみの取り残しは約1/3に

 レーザーセンサーは部屋中を動きながらちょっとずつマップを作成していくカメラセンサーと違い、運転開始直後から広範囲のマップを作れるのも強み。

 あらかじめ部屋を分割した上で、効率よく掃除する走行プランを作れるので、カメラセンサーを使ったときよりも、すばやく掃除を終えられるそうです。

 またカメラセンサーは家具の下や暗いところを通ったときに自己位置を見失い、地図がズレてしまうことがあったそうです。レーザーではマップと間取りの一致率が71%から98%に上がり、ごみの取り残し量が平均約1/3に減ったといいます。

●薄手のマットも押し出さない

 本体前部に備えた上下合計4つの赤外線センサーで段差の高さを検出し、タイヤユニットをよいしょと持ち上げて8〜25mmの段差を乗り越えるのが「アクティブリフト」機能。デモでは、段差だけでなく、これまで押し出しがちだった薄手のマットもよっこいしょと乗り越えて走っていきました。

 円盤ボタンを3回タップすると、利用者の足を認識し、足にくっついて移動するのが「オトモ」機能。掃除したいところで止まると、半径1.5メートル範囲をスポット掃除して終えたら自動で充電台に戻ります。デモでは4歳児のモデルがロボットをオトモに。これはかわいい……。

 音声操作はGoogleアシスタントに対応。グーグルのスマートスピーカーに「OKグーグル、ルーロをスタート」と言って動かせます。スマホや、もちろん本体のボタンでも運転可能。アプリでは運転履歴を見たり掃除したくない場所のエリア登録も可能。今後はリアルタイムマップも反映予定です。

●千葉工業大学との産学連携企画

 新製品はパナソニックと千葉工業大学未来ロボット技術研究センター(fuRo)が産学連携で開発したもの。2018年11月に発表したコンセプト機を量産機に落としこみました。fuRoの古田貴之所長は「我々fuRoは先端のロボット技術を家庭に届けるということをずっとやりたかった」といい、今回のロボット掃除機を第一弾として今後に期待してほしい旨のコメントをしていました。

 同社の調査によれば「ロボット掃除機に関心はあるが使ったことがない」という人の割合は約8割。買わない理由としては「きちんと掃除できるか不安」「事前の片づけが面倒」などの心配事をあげています。「その点新型ルーロならご心配いりません」とパナソニックは自信を見せていました。

●気になるのは障害認識精度

 子の保護者として普段ルンバのお世話になっている者としてはのどからクレジットカードが出るほど欲しいコンセプトですが、気になるのは子のおもちゃです。

 トミカやプラレールがそうなのですが、子の好きなおもちゃは大体がゴミのように小さかったり背の低いものばかりで、ルーロがどこまで障害物として避けてくれるのかやや未知数です。また自慢ではないですが、わが家はときに泥棒が入ったかのような惨状で、発表会デモのように「きれいにちらかった」状態ではありえません。モノがぐちゃぐちゃ重なりあった状態でも「障害物」として避けてくれるのか、部屋全体をきれいに掃除してくれるのかがかなり気になります。

 とはいえ掃除前の片づけが少しでもラクになるのはありがたいですね。最上位機種だけあってムチャクチャ高いですが見逃せない新製品です。



 

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