週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

鶏油の風味、甘みを楽しみたい人はぜひ:

エースコック鶏まぜそば トリトリしい旨味いっぱい

2020年02月08日 16時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば」
エースコック
264円(税抜240円)
https://www.acecook.co.jp/products/detail.php?id=1059

まぜそば系のカップ麺で(個人的に)当たりを見つけました

 一昔前は湯切りをするカップ麺といえば、カップ焼きそばぐらいなものでした。しかし、ここ10年ぐらいでまぜそばや油そばなどが市民権を得てきたことにともない、まぜそば系のカップ麺が急速に増えてきた印象があります。その中でも、個人的にお気に入りなのがエースコック「MEGA鶏 濃厚鶏まぜそば」です。

「鶏」「MEGA」「濃厚」などの文字が並んでいて、サイバーパンク感がある(気がする)

 1月20日から発売されており、価格は260円前後。ラーメン通のお腹と心をわしづかみにするとうたう「MEGA」シリーズから登場した、初の汁なし麺です。内容量129g(麺は100g)。

 味わいを特徴づけるポイントは、エースコック史上最大量を使用したとうたう鶏油。さらに、オニオンやガーリックなどの香味野菜の旨みを加えた鶏ベースの「仕上げシーズニング」で、鶏の存在感を高めたとしています。かやくは鶏肉そぼろ、ねぎ、唐辛子。

 627kcal、炭水化物も75.5gと、このあたりもMEGAシリーズらしいボリュームといえましょうか。必要なお湯の目安量は670ml。

627kcalと、カロリーもかなり多めとはいえるかも

かやくは、味付鶏肉そぼろ、ねぎ、唐辛子

 作り方はそれほど難しくはありません。かやく、香味油、シーズニングを取り出し、かやくとお湯を入れて5分待ってから湯切り。香味油、シーズニングを入れてよく混ぜれば完成です。

かやく、香味油、シーズニングを取り出しましょう

 気をつける点は2つ。1つ目は、およそ670mlのお湯が必要なので、余裕をもって用意しておきたいところです。2つ目は、理由は後述しますが、とにかく香味油とシーズニングは入れたらよぉ〜く混ぜてください。

かやくを入れて、お湯を注ぎ、5分待ってから湯切りします

香味油を入れて、よくほぐして(ここが重要)

シーズニングをよく混ぜます(ここも重要)

鶏の味わい、コクがしっかりと感じられる

鶏の香りが濃厚にたちのぼります

 やはり、味の決め手は鶏油ですね。鶏の味わい、コクがしっかりと感じられます。とってもトリトリしいですね。そんな表現があるのかは、よく知らないのですけれど。とにかく「鶏!」というテイストが楽しめる点では、かなり優秀でしょう。

 麺が太めなのもよいです。鶏の旨味を受け止めるのに十分ですし、インパクトのある食べごたえにもつながっています。具材の鶏肉そぼろがもう少し入っていれば……と思いますが、ちょっとぜいたくでしょうかね。チャーシューなどのトッピングを別に用意して、自分でアレンジしてもよいかもしれません。それに耐えうる味の土台を持っていると思います。

麺は太めで食べごたえあり

 難点は(まぜそばなので、どうしても、そうなってしまうのですが)シーズニングの味が、かなり濃いことです。よく混ぜれば問題ないものの、混ぜが足りず、どこでシーズニングがダマになっていると、かなり塩辛くなる。香味油を入れてよくほぐしてから、シーズニングを入れて、しつこいぐらいかき回してください。

 とにかく名前に偽りなし、鶏のウマさをとことん追求した濃いまぜそばです。まぜそば系、油そば系のカップ麺は、味がいたずらに濃すぎたり、具材の少なさが物足りなかったりする商品もありますが、これは満足感が高い。鶏油の風味、甘みを楽しみたい人はぜひ。


モーダル小嶋

 

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。一人めし連載「モーダル小嶋のTOKYO男子めし」もよろしくお願い申し上げます。

 

■「アスキーグルメ」やってます

 アスキーでは楽しいグルメ情報を配信しています。新発売のグルメネタ、オトクなキャンペーン、食いしんぼ記者の食レポなどなど。コチラのページにグルメ記事がまとまっています。ぜひ見てくださいね!

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事