2020年02月08日15時00分

一眼レフのニコン D780で外猫たちを撮る

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久々に使ったニコン D780
一眼レフは「写真を撮った感」がダイレクトでヨシ!

 久々に使ったフルサイズ一眼レフの「ニコン D780」。ミドルクラスのフルサイズ一眼レフともなると作りもしっかりしてるし操作性もいいしで、撮ってて懐かしい。懐かしいって言い方もひどいけど、個人的にはミラーレス一眼に完全にシフトしちゃったので、一眼レフでちゃんと撮るのは久しぶりなのだ。

冬の猫はくつろげる日向を見つけるのが上手。あまりに気持ちよさそうなので遠くからそっと。2020年2月 ニコン D780

 いやあ、光学ファインダーを覗いてシャッターを押すとミラーがガシャッと動いて撮影するっていう撮影感覚は、「今撮ったぞ」感がダイレクトに伝わって楽しいですな。

 というわけで、よく晴れた冬の昼、D780を持って歩いてたら、1階のベランダで気持ちよさそうに寝てる猫を発見。あまりに気持ちよさそうなので、起こさないようにそーっとそーっと撮影したのが冒頭写真。よく見るとスリッパを枕にしてる。このおうちに飼われてるのかそうじゃないのか分からないけど、このくつろぎっぷりからして、可愛がられてるのは間違いなさそう。これ以上近寄ると起こしちゃいそうだからそっと立ち去る。

 冬の晴れた日に猫に出会いたいと思ったら、人目につきづらい日向を探すのがコツ。トラックと塀の間にわずかにできた刹那的な日向でキジトラのハチワレが毛繕いしてた。カメラを向けると、それに気づいたのか顔を上げて目を細めてこっちを見てるのだけど、身体は毛繕い体制のままというのがなんともカワイイ。

ここが日向なのはたぶん1日に1時間くらいなんじゃないかと思うけど、そんなわずかな日向も見逃さないのが猫。2020年2月 ニコン D780

 ただ冬は日が短いし、太陽の位置が低いのでよい日向に出会えないこともある。というわけで次は日陰で見つけた猫。ちょっと遠くにいてこっちを見て警戒しているようだったので、あまり近づかずにそっと。安全な場所からこっちを観察してる感がなんとも渋い。フルサイズセンサーはピントの合う範囲が狭いので、前後をぼかした写真を撮りやすい。こんな構図でも前後がぼけてくれるおかげで猫が背景に埋もれない。

猫は通れても人間は通れない隙間の猫。じっとこっちを見る表情と鼻の頭の黒さがよい。2020年2月 ニコン D780

 ただ、本格的な一眼レフを持っちゃうと、どうしてもファインダーを覗いて撮ってたときのクセが出ちゃって、そうするとファインダーを覗いたまま最適な高さを求めて腰をかがめたりしゃがんだりひねったりと無意識にしちゃうから……腰にクるのである。一眼レフは健康に悪い、と思う。この歳になると。

 D780はチルト式モニターで、ライブビューでも快適に撮れるんじゃないかと思い出して地面すれすれに構えてみたりするのである。

地面すれすれに構えてD780のライブビューで猫を撮るの図。こう構えるときは親指シャッターが押しやすい

街猫スナップもサマになる
気軽なスマホもいいけど、一眼レフならではの良さがある

 古街道を歩いてたら古いおうちの玄関でおっちゃんが猫を撫でてて、一声掛けて撮らせてもらった。ふくよかなよいハチワレ。

せまい路地にふくよかなハチワレ。この辺で可愛がられているのだろう。猫目線にカメラを下げてモニターをチルトさせて撮影。2020年1月 ニコン D780

 このハチワレ、このあとトコトコと場所を移動。いい感じに、街道沿いの猫ってポジションに来てくれたのがありがたや。

街道とハチワレ。典型的な街猫スナップって感じ。重い曇天の日だったのでちょっと感度を上げてシャッタースピードをキープして撮影。2020年1月 ニコン D780

 この日は何匹か猫と出会ったのだけど、一番はこれかな。目を閉じた黒猫。いつもは目が開いた瞬間を撮ったカットを採用してるのだけど、今回は目を閉じた「まっくろくろすけ」バージョン。ちょっとした光の加減で、目を閉じてても猫だとわかるから逆に面白い写真になった。

目を閉じた黒猫。目を開いた写真も撮ったのだけど、この猫には目を閉じてる方が似合うと思ってこちらを採用。黒いもふもふ感がたまらん。2020年1月 ニコン D780

 時にはたんなる黒いもふもふってのも楽しいもんである。

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筆者紹介─荻窪圭

 
著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/

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